清原、松井、松中…プロ野球「最強の4番打者」は誰だ!? (3/4ページ)
助っ人の中で最も名前が挙がったのが、阪神で活躍したランディ・バースだ。金村義明氏は、その技術の高さを絶賛している。
「85年の阪神タイガースを優勝に導いた最強の助っ人外国人選手。広角に、どの方向にでもホームランを打てるのが凄かった。近鉄にいたラルフ・ブライアントもよく打ちましたが、彼は三振が多かった。それに比べ、バースは確実性もありましたからね」
86年にマークした、打率.389は、いまだに破られていない日本記録。金村氏だけでなく、記者やファンからも彼の名前が多く出たが、こんな事実がある。
「実は阪神が日本一になった85年、バースの打順は3番。4番は掛布雅之でした。それくらいバースの印象が強すぎて、4番を打っていたと勘違いしてしまうんでしょうね」(スポーツ紙記者=50代)
バースが三冠王になる1年前の84年に、外国人選手初となる三冠王になったのがブーマー・ウェルズ(元阪急など)。阪急でチームメイトだった高橋智氏は、最高の4番をブーマーと答えている。
「日本人選手が4番になると、周りを寄せつけないようなオーラがあるんですが、ブーマーは野球を楽しんでいました。プレッシャーを感じさせませんでしたね。打点を気にしていて、とにかくチャンスにも強かったのが印象的でしたね」
パ・リーグには、ブーマーのようなド迫力の外国人選手が数多く在籍していた。55本塁打を放って野球界を沸かせた2人も当然、“史上最高”にふさわしい。アレックス・カブレラ(元西武など)と、タフィ・ローズ(元近鉄など)だ。
カブレラは、怪力を武器にホームランを量産。西武で4年間ともにプレーをしたG.G.佐藤氏は、その凄さを目の当たりにしている。
「カブレラは次元が違いました。場外弾だけでなくて、右方向への軽打もできる器用な選手でした」
日本での通算打率が3割超えと率を残せたのも、カブレラの強みだろう。
一方のローズは実働13年間と息の長い活躍を見せた。パ・リーグを制した01年は主に3番を打っていたが、その前年は4番に座り、本塁打王と打点王の二冠を獲得している。ローズとともに“いてまえ打線”を形成していた水口栄二氏に話を聞いた。