宮根誠司『ミヤネ屋』が北朝鮮旅行をPR?「なぜこの時期に」と視聴者騒然

デイリーニュースオンライン

Photo by Korean Central Television
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 フリーアナウンサーの宮根誠司(54)が司会を務める『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)で11日、「北朝鮮の観光PR」とも受け取られかねない内容を放送したとして、視聴者から「この時期に何を考えてるんだ」と非難の声が上がっている。

 現在、朝鮮半島ではかつてない緊張状態が続いている真っ只中。北朝鮮は9日に米国グアム島周辺に向けた弾道ミサイル発射計画を発表し、「日本の上空を通過する」と予告。加えて安倍首相や小野寺防衛相を名指した上で批判し、「日本列島ごときは一瞬で焦土化できる」と挑発した。日本にも北朝鮮の弾道ミサイルによって何らかの被害が及ぼす可能性が日に日に増している、そんな最中の放送だった。

 問題となったのは、番組後半の『緊急取材・北朝鮮ツアーの実態』と題されたメインコーナー。宮根は同番組でおなじみの大型パネルを使い、「基本コースは平壌周辺で、代表的な観光スポットは凱旋門やコンサート、地下鉄、開城工業団地だそうです」とさもグルメか温泉を紹介するように進行。さらに「価格は食事やガイド込みで23万円は高くはないですよね?」、「支払いはユーロ、ドル、円でOKです」などと北朝鮮旅行の宣伝をしているのかのような情報を細部に渡って伝えている。

「さすがに視聴者からは『こうした緊迫下で北朝鮮へ誘うような番組作りはおかしい』といった声が飛び交うなど物議になっています。北朝鮮の内情を伝えるにしては、アプローチの仕方がフザケすぎていた」(スポーツ紙記者)

 さらに番組は続き、宮根はツアーに「癒しタイプ」と「ツンデレタイプ」の2人の北朝鮮美女ガイドが付くことを紹介し、ゲストの森永卓郎(60)に「これ、ひかれるでしょ?」と問いかける始末。さらにゲストのアンミカ(45)にいたっては「平壌冷麺は本当に美味しいですよ。韓国で食べるより麺がシコシコして〜」と冷麺の美味しさを連呼するデタラメぶりだった。

「外務省が『北朝鮮渡航の自粛』を呼びかけている時期に、入国ルートや価格、申し込み方まで詳細に紹介するというのは酷すぎる。視聴者の中から安易に旅行に行ってしまう若者が出てきかねない。とくに日本人やアメリカ人は民間人だろうと濡れ衣で拘束される危険性がある。ましてや日本人拉致問題だって解決していない。こうしたリアルな怖さは伝えずに、まるで観光地のごとく北朝鮮を紹介する『ミヤネ屋』制作陣の見識を疑います」(週刊誌記者)

 同日、雨上がり決死隊・宮迫博之(47)の不倫釈明については「筋が通ってる気がした」と語った宮根。彼の考える「筋」とはいったい何なのだろうか。

文・麻布市兵衛(あざぶ・いちべい)
※1972年大阪府出身。映像作家、劇団座付き作家などを経て取材記者に。著書は『日本の黒幕』、『不祥事を起こした大企業』(宙出版)など多数あり。
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