これぞおとぎの世界!ルーマニアで最も美しい、シナイアのペレシュ城を訪ねて (3/4ページ)

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当時の東方への憧れをうかがわせる「ムーリッシュ・ホール」。

スペインのイスラム建築の傑作、アルハンブラ宮殿の影響を受けており、黄金色のしっくい装飾やカロル1世が集めた東方の武器で飾られています。メッカの方角を示すミフラーブも設けられており、ヨーロッパの城でありながら、エキゾチックなイスラム文化の美に触れられます。

カロル1世の蔵書が展示された図書室も興味深い空間。

1万冊以上あるうちの1500冊ほどがここに置かれていて、本の内容は歴史や美術史、建築、地理、言語はルーマニア語や英語、フランス語、ドイツ語と多岐にわたります。棚の右から2番目は隠し扉になっていて、秘密の通路へとつながっているのだとか。

おびただしい数の武器が展示された「武器のホール」も圧巻。

ドイツをはじめ、15世紀から19世紀のスペインやフランス、イタリアなどの武器のコレクションが一堂に会しています。小さな武器のホールには、アフリカやトルコ、インド、日本で製造された刀剣も展示されており、とりわけサメの肌でコーティングされたトルコの剣は貴重な品です。

いずれの部屋も内装、調度品ともに贅を尽くしたペレシュ城。

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