松山千春が遅延の飛行機で熱唱の美談もその姿は「どうみてもハイジャック」

デイリーニュースオンライン

Photo by Luke,Ma / Abroad - Back on Dec 01(写真はイメージです)
Photo by Luke,Ma / Abroad - Back on Dec 01(写真はイメージです)

 歌手の松山千春(61)が20日の午後、出発が遅延していた飛行機内で自身の代表作『大空と大地の中で』を唄い、イライラした搭乗客の心を一気になごませたことが、21日のスポーツ紙の報道で明らかになった。

 その”事件”が起こったのは同日の昼過ぎ、新千歳発〜伊丹行きのANA便。手荷物検査を受ける「保安検査場」が混み合っていたため、同機は出発予定時刻から1時間以上も遅延し、離陸の見通しは依然立たない。夏のUターンラッシュで混み合う機内の乗客たちの間には、イライラした空気が蔓延しはじめていたという。そんな時に男の声で機内アナウンスが流れた。「皆さん、お待たせして申し訳ございません!」。客室乗務員用のマイクで語り掛けてきた男は、北海道が生んだあの大物シンガーだった。

「皆さん、北海道出身の松山千春です。もうシートベルトをされてから1時間以上。ムカつくでしょう。大変ですが旅は道連れ、もう少し我慢して下さい。皆さんのご旅行と人生が素晴らしいものとなるよう祈ってます」というと、『大空と大地の中で』を熱唱しはじめた。それで機内のムードは一変、楽しく和やかな雰囲気に包まれたという。

 この松山さんの行動にSNSメディアでは「感動した」「ドラマかよ!」「まるで機内コンサート」と賞賛の声が上がった。かつてシンディ・ローパー(64)が11年3月にフライト遅延にイラつくブエノスアイレス空港でアカペラ熱唱し、「笑顔の奇跡」を起こしたと言われたが、日本人でこんな大胆なサプライズが出来るのは松山だけだろう。だが、一部マスコミではこんな意見も聞かれる。

「松山さんの機内マイクで写真がネットに出てますが、スキンヘッドにサングラスのヒゲの強面で、服装も”その筋の人”の休日風。申し訳ないけど、あの風体はハイジャックかテロリストに見えす。松山さんは乗務員に直談判して機長の許可をもらったそうですが、テロ警戒が強まるご時世、もし乗務員が若くて松山さんを知らなかったらどうなっていたやら」(スポーツ紙記者)

 人は見た目が何割とやら。ひょっとしたら松山千春の今回のエピソード、心温まる美談ではなく大捕り物になっていたかも知れない。

文・麻布市兵衛(あざぶ・いちべい)
※1972年大阪府出身。映像作家、劇団座付き作家などを経て取材記者に。著書は『日本の黒幕』、『不祥事を起こした大企業』(宙出版)など多数あり。
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