女優のん、芸能界ルールとは無縁の新天地に?風向きの変化で復活の兆しも

デイリーニュースオンライン

Photo by Rex 吳小彬(写真はイメージです)
Photo by Rex 吳小彬(写真はイメージです)

 女優・のん(24)がスマートフォン用アプリ『ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト』(スクエア・エニックス)の新CMに起用されると、8月25日に同社から発表された。のんは14年にもスライム役で同アプリのCMに出演しており、今回は復帰という形になる。この起用にはのん自身も「びっくり」したとコメントしていることから、出演決定の背後には様々な思惑があると思われる。

「のんは15年の4月に所属事務所レプロと独立騒動を起こし、それ以降、本名である”能年玲奈”の芸名も使えず、大手メディアの本流から離れて”干された”状態だった。このアプリでも最初のCM出演当時は”ゲームの顔”とも言える存在だったのに、独立騒動後に何の説明もなく、CMキャラが北大路欣也(74)に変更されたことがあった。ゲームのプロデューサーもネットの販促番組で能年の話題が出る度に慌てて”口にチャック”のポーズをするなど”オトナの事情”を匂わせていました」(週刊誌記者)

 のんが所属したのは新垣結衣(29)や長谷川京子(39)らを擁するレプロエンタテインメント。千眼美子こと清水富美加(22)も出家・引退騒動を起こした芸能事務所である。芸能界の最大派閥にも近い同事務所を相手にのんは孤軍奮闘し、声優やライブの仕事を細々とこなしていた。そんな中でなぜ、のん自身が驚いた”CM復帰”がなされたのか。

「今年6月にLINEモバイルがのんをCMキャラクターに起用したことで風向きが変わったことが大きい。もともと芸能界とのシガラミが薄いIT業界には事務所の威光も通じない。さらにCMは芸能界でも唯一の治外法権といっていい分野で、芸能事務所の圧力より代理店やクライアントの意向が重視されるなど業界ルールの適用外にある。のんに改名してからCM出演料も手頃な相場に落ち着くなど、のんを後追いで起用する企業はさらに増えていくでしょう」(前出・記者)

 のんは自分が”干された”状態を意識してか、インタビューで「『また仲間にしてほしそうにこっちをみている』の “また”っていうのが面白かった」と意味深な発言をしている。だが、のんの前向きさとは裏腹にレプロ側はいまだ”能年玲奈”のプロフィールをサイトから消そうとしない。復活の兆しを見せる女優のんだが、両者のバトルはまだ続いているようだ。

文・麻布市兵衛(あざぶ・いちべい)
※1972年大阪府出身。映像作家、劇団座付き作家などを経て取材記者に。著書は『日本の黒幕』、『不祥事を起こした大企業』(宙出版)など多数あり。
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