世界最高峰の大熱戦! NZがイングランドを倒し、2大会ぶり女子W杯制覇! (2/3ページ)
51分にイングランドがPGで勝ち越せば、ニュージーランドは53分、チーム一体となって13フェイズを重ねゴール中央に迫り、LOスミスがゴールポストに巻かれたパッドの根もとにボールを押さえ、逆転トライ。
しかし2分後、イングランドは相手のキックパスをセービングしたWTBトンプソンがカウンターで約50メートル走り切り、24-25とゲームをひっくり返した。
だが、大きく動き出したシーソーゲームはおさまらず、58分、ニュージーランドのPRナトゥアが敵陣22メートルライン内で中央を突進し、タックルで止められるも、ボールをリリース後すばやくピックアップしてゴールへ持ち込み、ハットトリックで再逆転した。
31-25としたニュージーランドは62分、WTBポーシャ・ウッドマンの力走で敵陣深くに入り、たたみかけ、ゴール前でピック&ゴーを繰り返し、SHケンドラ・コックセッジが間隙を突いてインゴールに押さえ、大きな追加点を奪った。
勢いに乗るニュージーランドはさらに69分、SOサブリツキー=ナファタリがゴール前でキックパスすると、右で確保したWTBカーラ・ホヘパが相手のプレッシャーをかわして冷静にFBウィニアタにつなぎ、チーム7本目のトライで勝利を引き寄せた。
イングランドは77分にラインアウトモールでトライを挙げ、キックも決めて9点差としたが、ニュージーランドがリードを守り切り、80分間の激闘はノーサイドとなった。