埼玉県勢初!「夏の甲子園優勝」達成の花咲徳栄はどんな高校?

まいじつ

2Y / PIXTA(ピクスタ)
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第99回全国高校野球選手権大会は8月23日に決勝戦が行われ、埼玉県代表の花咲徳栄高校が広島県代表の広陵高校を14-4で下し、初優勝を飾った。花咲徳栄は夏の甲子園大会で埼玉県勢として初めての優勝を成し遂げた。

「埼玉県の高校が優勝しましたが、県民は皆、不満に思っていますよ。ニュースの伝え方が『花咲徳栄が優勝』というより『広陵の中村、破れる』という論調ばかりだからです。埼玉県代表として初めて夏を制覇したのですから、そのことをもっと感動的に伝えてほしかったと思います」(さいたま市在住の男性)

22日の準決勝で一大会の個人本塁打数を新記録の6本塁打とし、注目された広陵の中村奨成(3年)は、この日も3安打と活躍したが、本塁打を伸ばすことはできなかった。しかし、合計安打数を19安打にし大会記録に並んだ――。と、こういった内容で、どのスポーツ新聞を見ても伝えているのは中村がプロで通用するのかどうか、中村のバッティングフォーム分析や中村に関する評論家たちの言葉などが紙面を占めている。

OBに多くのプロスポーツ選手

花咲徳栄高校はスポーツが盛んで、ボクシングの元WBA世界スーパーフェザー級王者の内山高志や、昨年のプロ野球ドラフト会議で広島東洋カープから2位指名を受けた高橋昂也など、多くのプロスポーツ選手を輩出している。

「花咲徳栄でスポーツの部活をしている生徒は、練習が厳しく、つい電車で寝込んでしまうことで知られています。どこの部活も鍛え方が半端ではありません。野球の全国制覇もいつかは成し遂げてくれると思っていました」(花咲徳栄高校OB)

埼玉県は他県に比べ、全国から有能な野球選手を集めるような高校が少ないという。それは、どちらかと言うと野球よりもサッカーが盛んであるという土地柄が影響しているようだ。子供のころ、選択するスポーツとして“野球よりもサッカー”なのが埼玉の気質だ。

「こうなったら来年の春も夏も優勝してほしい。『花咲の強さは本物だ』とニュースで言わせたいね」(前出・さいたま市在住男性)

花咲徳栄の優勝で、埼玉で野球をしたがる少年たちがきっと増えるに違いない。

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