ルーマニアにあるドラキュラ伯爵の生家「カサ・ヴラド・ドラクル」に行ってみた (3/4ページ)
日本でも食べられているロールキャベツですが、ルーマニアのロールキャベツは日本のロールキャベツとはひと味もふた味も違います。
ルーマニアのロールキャベツは小ぶりのサイズで、味つけは濃いめで酸味が強いのが特徴。しかし、横に添えられているサワークリームを付けて食べると、クリームのまろやかさがロールキャベツの酸味を中和し、優しい味わいに変わります。
ルーマニアではさまざまな料理のお供として親しまれているサワークリーム。ロールキャベツもサワークリームを付けて食べる前提の味付けになっていて、ルーマニアならではの食文化が感じられます。
付け合わせの丸い形をした物体にも注目。一見マッシュポテトのように見えますが、これはルーマニアの伝統的な副菜「ママリガ」。トウモロコシの粉に牛乳とバターを練りこんで蒸したもので、ルーマニア料理の付け合わせの定番です。
さて、食事の後にはドラキュラにちなんだデザートはいかがでしょうか。いただいたのは、その名も「ドラキュラ」と名の付いたクレープ。
ベリーやさくらんぼといった赤いフルーツで作ったソースは、「吸血鬼ドラキュラ」の好物である血をイメージしています。甘酸っぱいソースが決め手のクレープは、意外とあっさりしていて、食後でもぺろりと食べられてしまいます。
「ドラキュラ伯爵」が生まれた家で食事をしているというのはなんだか不思議な気分。