【第7回】浮気や不倫、二股でもない“オープンな複数恋愛”をする「ポリアモリー」の私について(きのコ) (2/3ページ)
今回は、最近ちまたでもちらほら見かけるようになってきたポリアモリーに関連する書籍の中から、きのコの独断と偏見で、オススメのものをいくつかピックアップしてご紹介したいと思います!

恐らくは日本で初めて、ポリアモリー当事者によって書かれた本だと思います。
ポリアモリー以外にも、トランスジェンダーなどのLGBTをはじめとする様々なセクシャリティについて多くの人が語った評論集といった体裁です。多様な愛や性のあり方があるということが理解できる1冊です。
私のオススメは、「ポリアモリーなおっさんトーク」と「ROSポリアモリー座談会」という2つの座談会を記事にしたものです。
ポリアモリーと家制度の対立構造や、ポリアモリーとロマンチックラブ・イデオロギーとの関係など、深いテーマが分かりやすく語られています。「マジョリティの人たちは『彼女』とか『彼氏』って言葉によって、関係性が見えると思ってるんだよね。関係が分かったらこう扱ったらいいなって安心する。人の扱い方の準拠枠みたいなのが欲しいみたい。」という部分を読んだ時は、「それそれ! まさにそれなんだよね!」と膝を打つ思いでした。
ポリアモリーに関して書かれた日本語の本としては、もっとも新しい1冊。ポリアモリーとしての自らの半生を、情熱的な私小説風に謳いあげた物語です。
私は「こういうポリアモリーもいるんだなぁ。嫉妬の受け止め方とか、私とはかなり違う感覚だ……」と新鮮な驚きを感じながら読みましたが、最後のQ&Aにはとても共感できました。
なかでも、「フェアであることが、平等であることより大切」「私は、誰ひとり、恋人が出来なくても、モノガミー関係を築く気はありません」という部分については、私もまったくその通りだと思います。