民進代表選 前原vs枝野どっちが勝っても党消滅へ (1/2ページ)
蓮舫代表の辞任により、代表選が8月21日告示、9月1月投開票の日程で行われる民進党だが、早くも“どう転がっても党消滅”との見方が強まっている。
支持率急落で危険水域に入っていた安倍政権が、内閣改造でやや息を吹き返した。一方で、加計学園疑惑で追い詰め、野党として一定の役割を果たしたはずの民進党だが、逆に支持率が低下。蓮舫代表は辞任に追い込まれ、緊急代表選となった。
「民進党に対する国民の不信感は根深いものがある。大手メディアの世論調査では、『民進党代表に誰が選ばれるか全く関心がない』という回答が半数超えしており、これは自民党にとって代わる政党として期待されていない表れ。国民は前身の民主党時代に政権を預けたが、対中国や原発問題、そして何より景気対策がまったくダメで、失望させられた。看板をかえて民進党となり、かつての“仕分けの女王”を代表に据えたところで、なんら効果もなかったわけです」(全国紙政治部記者)
さらに民進党は、ここへ来て内部対立の深刻さが表面化しつつある。
民進党はもともと改憲、加憲に積極的に見える、自衛隊容認の前原誠司元外相や離党した細野豪志前代表代行、除籍処分となった長島昭久元防衛副大臣ら保守派は、共産党との野党連合に反発していた。対極にあるのが菅直人元首相、枝野幸男元官房長官や旧社会党系の赤松広隆元農相、長妻昭元厚労相ら左派で、野党連合にも賛成。今回の代表選は結局、保守派の前原氏、左派の枝野氏の対決となってしまった。
「代表選は国会議員145人が持つ288ポイントと、地方議員・サポーターの持つ568ポイントの計856ポイントを奪い合う争いとなる。地方票を多数獲得したほうが有利になるなか、全国の地方自治体の官公労が赤松氏らと一心同体で、日教組なども枝野に流れている。そのため枝野氏有利には見えますが、国会議員票に強い前原氏も地方行脚で猛然と巻き返しています。さらに、野党連合に反対の連合は前原氏支持で動き出していることから、拮抗している状態です」(同)
代表選の行方はまだ混沌としているが、その状態からなぜ、どちらが勝っても民進党解党危機にまでつながるのか。民進党関係者はこう言う。