安倍首相が決断する「9.22小池百合子解散」 (4/5ページ)
実際に政党旗揚げの際に名称変更すればいいだけの話。重箱の隅をつつくような批判ですよ」(都民ファーストの会関係者)
つまり、目下のところ、小池新党は前途洋々。次の総選挙までに輝照塾の塾生を中心に新人候補を募り、都議選と同じく、大量当選を目指す方針だという。「次の総選挙では東京選挙区を中心に、50人は当選する見通しです」(選挙コンサルタント)
一方の自民党は、「“このハゲ~!”発言の豊田由美子衆院議員(自民党を離党)や“ゲス不倫男”こと宮崎謙介氏(議員を辞職)らを輩出した“魔の2回生”議員を中心に、おそらく、30名から50名は落選するでしょう」(前同)
有馬氏も、こう続ける。「次の総選挙で自民党の圧勝は望めません。小池新党は、仮に50議席に届かなくても、十分にキャスティングボートを握ることができます」
そこで小池氏が狙うのは、24年前の再現だ。当時、総選挙で自民党は単独過半数に及ばず、逆に、前熊本県知事の細川護煕氏が前年に結成した日本新党や新生党、新党さきがけの3新党合計で100議席余りを獲得。非自民勢力の連立政権が成立して、日本新党代表の細川氏が首相の座に就いた。小池氏は日本新党結党時から参加しており、「彼女の政治ポリシーは、日本新党への回帰」(小池氏をよく知る永田町関係者)だという。
「いずれは、都知事を辞職した小池氏が総選挙に新党を率いて出馬。24年前と同じく自民党が過半数を割り込んだら、キャスティングボートを握った小池氏が非自民勢力と連携し、細川首相誕生時のシナリオを再現するという絵を描いているはずです」(前出の永田町関係者)
実は、そうした事態を想定し、安倍首相は先の内閣改造で布石を打っている。「それが野田聖子総務相の起用です」(有馬氏)
本誌既報の通り、野田氏が自民党総裁選へ出馬しようとした際、当時まだ自民党員だった小池氏が野田氏の推薦人の一人に名を連ね、以来、2人は「互いに認め合う関係になった」(前出の都民ファーストの会関係者)のだ。
安倍首相は、小池氏に近い野田氏をいわば“人質”として閣内に取り込み、野田氏を通じて、小池新党との連携を図る算段だという。ところが、ここにきて安倍首相の思惑に狂いが生じ始めている。