琴欧洲の故郷!ブルガリアきっての美しき古都、ヴェリコ・タルノヴォを歩く (2/3ページ)
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町というよりは「村」のようで、メインストリートから少し外れただけでこれほどのどかな風景が広がっていることに驚かずにはいられません。
グルコ通りでは、1860年に建てられた邸宅「サラフキナの家」が博物館として公開されています。居住空間の再現のほか、民族衣装や金銀製品が展示されており、当時の生活様式をうかがい知ることができるので、ぜひ立ち寄ってみては。
・3つの丘
ヴェリコ・タルノヴォきっての観光スポットが、3つの丘のひとつである「ツァレヴェッツの丘」。第2次ブルガリア帝国時代にはこの丘全体が宮殿でしたが、オスマン朝の攻撃により瓦礫と化してしまいました。
丘の上から眺めるヴェリコ・タルノヴォの街並みは壮観。
頂上にそびえるのは大主教区教会で、教会内部はブルガリア現代絵画の巨匠が手掛けた壁画で覆われています。社会主義の影響をうかがわせる直線的な筆致は、伝統的な正教会教会のイコンとは大きく異なる斬新なスタイルです。