黄金の「昭和テレビ時代劇」主役をオール直撃!(4)大信田礼子<「旅がらすくれないお仙」かみなりのお銀> (2/2ページ)
-
続編の「緋剣流れ星お蘭」(69年)は、松山から花園ひろみに主演が交代したが、大信田は人気を反映し、「かみなりのお銀」のまま続投。
-
お銀を2年やりましたけど、降板したのはドクターストップです。あのナマ脚の衣装は冬でも同じで、山などの寒いロケ地では肌の感覚が完全に麻痺してしまった‥‥。大八車が私の脚の甲を通過した時、実はヒビが入ったのもわからないくらいでしたから。
ただ、その後は「プレイガール」(東京12チャンネル系)などの現代ドラマ、映画でも「不良番長シリーズ」(東映)などがありましたが、結局はどれも「お銀」と同じような役だったかな。
本当にイメージが変わったとしたら、スカートもミニじゃなく、アイドルっぽい歌い方になった「同棲時代」(73年)がヒットした時。大ヒットはしましたが、あのイメチェンにある方は「終わったね、礼子ちゃん。いつも長い髪をクルクルさせといてくれないと」ですって。大人は残酷だなって思いました(笑)。