“甘くない”ストロング缶チューハイ6本比較! いちばん甘くないのは、そして美味いのはどれだ!? (7/7ページ)
ものすごく厳しい人なら、少しだけ甘いと言う人もいるかも?
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サントリー チューハイ-196℃ストロングゼロ 350ml×24缶
■6本目:オエノン『ビッグマン なまらすっきりドライ』
(350ml・希望小売価格 税抜141円・北海道限定発売) 原材料:ウォッカ、スピリッツ、酸味料、香料 アルコール度数:6% 甘くない度:すっきりと甘くない
北海道旭川工場で製造した北海道産ドライジン”をブレンドすることで、甘さをおさえたシャープな仕上げをしたというウォッカベースのRTD。庶民の味方、大容量が魅力の焼酎ブランド「ビッグマン」からのリリースというのにグッと来る。なぜか東京で手に入れてしまったが北海道限定商品。店頭で見かけたので追加。
これまた異色の味わいでこの無個性という個性が素晴らしい。どんな料理の邪魔もしないだろうし、6%というストロングすぎない絶妙なアルコール感が長くじっくり酔えるということなのだろう。やはり庶民の味方ぶりが際立っていた。
■飾らない、気取らない、甘くないチューハイの世界がそこにあった
驚いたのは、どの製品もちゃんと甘くないこと。今までの経験上、果実感を出すと同時に甘くなるはずと構えていたが、それは良い意味で裏切られた。どれも甘くない、時に苦い、酒らしい酒としての横顔を見せてくれた。
酒の苦味を追求するなら、王道と言えるのは『ウィルキンソン・ハード無糖ドライ』。
もしくは『辛口焼酎ハイボール』と感じた。どちらもアサヒだ。
『キリン 氷結ストロング ハードライム』は酸味が際立つ。好みの分かれるところ。酸っぱいお酒が好きならこれ。
6本のなかでは、サントリー『ストロングゼロ ドライ』はほんのわずか、甘さがある。辛党でも許容範囲ではあるが、一切の甘みを排除するならやはりアサヒか。
本来の「酎ハイ」らしい感覚をレトロに味わいたいなら『タカラcanチューハイドライ プレミアム』か『ビッグマン なまらすっきりドライ』がおすすめだと思った。この2つは牧歌的な味わいで、コンセプトからして違うかも。宝酒造とオエノン、それぞれのメーカーの個性が出ている。
甘くない缶チューハイの世界は、目を凝らせばすぐ近くにあった。これまで缶チューハイを敬遠してきた人にも刺さるドライさ。ユアベストをみつけて頂きたい!