バラエティー番組『中居正広のミになる図書館』（テレビ朝日系）の9月11日放送分が、視聴者から珍しく高い評価を得ている。

クイズ形式や、生放送のロケ企画など、番組コンセプトがぶれていしまっている同番組はこの日、スポーツに関するトーク企画を放送した。番組の前半部分では、バスケットボールの五十嵐圭選手を夫に持つフリーアナウンサーの本田朋子や、サッカー選手の宇佐美貴史選手の妻でフリーアナウンサーの宇佐美蘭ら、アスリートと結婚した女性がゲストに登場し、スポーツ選手の懐事情や恋愛事情についての話で盛り上がった。

元読売ジャイアンツの元木大介の妻である大神いずみも出演するとあって、巨人ファンの中居はテンションが高かった。元木とのなれそめ話や、結婚が相次ぐ野球選手とテレビ局の女子アナの恋愛事情を明かした大神の話を親身になって聞きつつ、引退後はしばらくもぬけの殻になっていたという元木を「本人しか分からないでしょうね。何もなくなっちゃうんですからね」とおもんばかるなど、野球が好きな中居ならではの視点で番組を進行させていた。

「本人しか分からないでしょうね」の発言に対し、『SMAP』ファンはSNS上で《昨年？くらいから事あるごとに耳にする言葉。中居くんの本当の思いを聞いてみたい》など、解散したSMAPに関する発言を避ける中居の心境を思いやって暗くなる視聴者もいた。だが、おおむね前向きな感想が多く投稿されていた。

また視聴者からは、トーク形式の今回の放送について賞賛の意見が多かった。この日の番組は浜田雅功らが出演していた『ジャンクSPORTS』（フジテレビ系）と似たような形式、進行だったが《似たような番組はあるけれど、中居さんだから不快じゃなく見られるのかも。下品さもない》、《生の中居くんも良かったけど今の形が安心感あっていいね》と高い評価をしている。

しかし、番組公式ホームページを確認すると9月12日時点の次回予告の項目には《次回の放送もお楽しみに》としか記載されておらず、ゲストも未定だ。ツイッターでは《毎週放送してほしいのに…》と残念がる視聴者が相次いでいる。

ファンの思いとは裏腹に、番組の今後は窺い知ることができない。