確定拠出年金(DC)のメリットと仕組みとは? (2/2ページ)

フレッシャーズ

企業型DCでもiDeCoでも、銀行、証券会社などの金融機関がさまざまな専用の金融商品を用意しており、その中からお金の投資先を選ぶことになります。

■確定拠出年金のメリットとデメリット

DCでは、積み立てたお金は選んだ金融商品として運用されます。その運用次第でお金が増えたり減ったりするのが特徴です※。大きなメリットは、この掛け金が拠出可能な限度額までは「非課税」となること、また運用期間中の運用益にも課税されません。

ですから、少なくとも「所得税」と「住民税」についてはお得になります。また運用益についても非課税ですから、運用益はそのまままた運用できます。つまり、複利効果が大きくなるのです。

※積立金の投資先商品の中には「元本保証」のものもありますが、その分運用益は低くなりがちです。

ただし、DCはいいことばかりではありません。この専用口座に積み立て、運用したお金は60歳以降にしか引き出すことはできません。非常に大きな節税効果がある制度なのですが、「あくまで老後の資金を積み立てるため」というわけです。

●確定拠出年金のメリット

・投資したお金に税金が掛からない
・利益にも税金が掛からない

●確定拠出年金のデメリット

・60歳(満期)になるまでお金を下ろせない
・運用益がいくらになるかはわからない

とまとめることができます。

今回は確定拠出年金とは何か、またそのメリット・デメリットについて解説しました。将来の年金がアテにならないといわれる昨今ですから、若い世代は特に確定拠出年金に注目し、早くからこの制度を利用することがおすすめです。ただし、投資先となる商品がどのようなものか、については熟考し、自分の希望に合った投資先があるかなどについて、よく調べてから口座を開くようにしましょう。

(高橋モータース@dcp)

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