確定拠出年金(DC)のメリットと仕組みとは?

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確定拠出年金(DC)のメリットと仕組み

社会人になると「確定拠出年金」という言葉をよく聞くようになります。この確定拠出年金は「DC」という略称で呼ばれることもあり、徐々に日本でも一般的になってきました。老後の資産をつくるための重要な制度ですので、若い世代のみなさんも概要とどんなメリットがあるかだけは知っておきましょう。というわけで、今回は「確定拠出年金」についてご紹介します。


■毎月決まったお金を拠出して老後に備える制度です!

日本はすでに超高齢社会に入っています。公的な「厚生年金制度」だけに頼るのではなく、自分で老後の資金を準備することは非常に重要。「確定拠出年金」はそのために設けられた制度なのです。

名前のとおり、決まった(確定した)金額(これが「掛け金」です)を毎月積み立て(拠出して)、そのお金を運用して老後の資金をつくることが狙いです。ちなみに略称の「DC」は、「Defined Contribution plan」からきています。

公的年金制度に上乗せされる年金制度となっており、

・企業型
・個人型(iDeCo:イデコと読みます)

の2つがあります。

企業型DCは、各企業が社員に向けて用意する年金制度で、毎月一定額の掛け金を専用口座に積み立てて運用します。「マッチング拠出」という制度(2012年から)を使えば、社員と企業が毎月一定額を出し合って積み立て、運用することも可能になっています。

一方の個人型DCは、個人の意思で積み立てを始められる年金制度です。2016年9月にはiDeCoという愛称が決められました。これは「individual-type Defined Contribution pension plan」の略です。自分で「専用口座」を開き、毎月一定額の掛け金を積み立てて運用します。

企業型DCでもiDeCoでも、銀行、証券会社などの金融機関がさまざまな専用の金融商品を用意しており、その中からお金の投資先を選ぶことになります。

■確定拠出年金のメリットとデメリット

DCでは、積み立てたお金は選んだ金融商品として運用されます。その運用次第でお金が増えたり減ったりするのが特徴です※。大きなメリットは、この掛け金が拠出可能な限度額までは「非課税」となること、また運用期間中の運用益にも課税されません。

ですから、少なくとも「所得税」と「住民税」についてはお得になります。また運用益についても非課税ですから、運用益はそのまままた運用できます。つまり、複利効果が大きくなるのです。

※積立金の投資先商品の中には「元本保証」のものもありますが、その分運用益は低くなりがちです。

ただし、DCはいいことばかりではありません。この専用口座に積み立て、運用したお金は60歳以降にしか引き出すことはできません。非常に大きな節税効果がある制度なのですが、「あくまで老後の資金を積み立てるため」というわけです。

●確定拠出年金のメリット

・投資したお金に税金が掛からない
・利益にも税金が掛からない

●確定拠出年金のデメリット

・60歳(満期)になるまでお金を下ろせない
・運用益がいくらになるかはわからない

とまとめることができます。

今回は確定拠出年金とは何か、またそのメリット・デメリットについて解説しました。将来の年金がアテにならないといわれる昨今ですから、若い世代は特に確定拠出年金に注目し、早くからこの制度を利用することがおすすめです。ただし、投資先となる商品がどのようなものか、については熟考し、自分の希望に合った投資先があるかなどについて、よく調べてから口座を開くようにしましょう。

(高橋モータース@dcp)

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