【プロ野球】マギー(巨人)、ゲレーロ(中日)、ロペス(DeNA)が独占!? 助っ人活躍度診断~セ・リーグ編

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助っ人活躍度診断~セ・リーグ編
助っ人活躍度診断~セ・リーグ編

 シーズンも終盤戦。セ・リーグのタイトル争いでは打率でマギー(巨人)、本塁打でゲレーロ(中日)、打点でロペス(DeNA)がトップを走り、助っ人パワーを見せつけている。

 各球団の今季の助っ人事情はどうだったのか? 成績と活躍度をまとめてみた。

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■広島の外国人活躍度【A】

■投手
ジョンソン
11試合:6勝3敗/投球回65.1/防御率4.13

ジャクソン
54試合:2勝2敗/26ホールド/1セーブ/投球回56/防御率2.25

ブレイシア
24試合:2勝1敗/2ホールド/1セーブ/投球回28.2/防御率2.51

ヘーゲンズ
11試合:0勝0敗/投球回15/防御率6.60

■野手
エルドレッド
111試合:打率.267/27本塁打/78打点/0盗塁

バティスタ
49試合:打率.216/9本塁打/16打点/0盗塁

ペーニャ
22試合/打率.216/0本塁打/2打点/0盗塁

メヒア
4試合:打率.000/0本塁打/0打点/0盗塁

 エルドレッド、ジャクソンが期待通りの結果を残す一方で、開幕投手のジョンソンが長期離脱し、外国人枠2つを回す時期があった。そのなかでバティスタが9本塁打を放ち、輝きと話題性を見せたが、スタメンをキープできる助っ人は現れず。

 ジョンソンも勝ち星こそ伸ばしているが、コンディション面と安定感で課題を残しており、フル稼働とまではいえない現状だ。

■阪神の外国人活躍度【B+】

■投手
メッセンジャー
21試合:11勝5敗/投球回139/防御率2.46

ドリス
56試合:4勝4敗/5ホールド/34セーブ/投球回55/防御率2.62

マテオ
56試合:7勝4敗/32ホールド/投球回52/防御率3.12

メンデス
8試合:0勝0敗/1ホールド/投球回9.2/防御率6.52

メンドーサ(8月に日本ハムから移籍)
2試合:0勝1敗/投球回12/防御率5.25

■野手
キャンベル
21試合:打率.191/1本塁打/5打点/0盗塁

ロジャース
37試合:打率.239/4本塁打/21打点/0盗塁

 メッセンジャー、ドリス、マテオの「助っ投」は今季も抜群の働き。メッセンジャー離脱後はメンドーサを獲得し、投手陣は助っ人フル稼働体制が整っている。

 しかし、助っ人野手は戦前の予想通り、渋い結果に。途中加入のロジャースも出足はよかったが、最近はやや失速気味。外国人枠4人中、1人は野手になるので、ここを軽視するのはいかがなものだろうか。

■DeNAの外国人活躍度【B】

■投手
ウィーランド
17試合:7勝2敗/投球回107/防御率2.94

パットン
54試合:4勝3敗/22ホールド/7セーブ/投球回53/防御率2.89

クライン
7試合:2勝3敗/投球回36/防御率4.75

エスコバー(7月に日本ハムから移籍)
19試合:1勝2敗/5ホールド/投球回26.1/防御率4.10

■野手
ロペス
126試合:打率.292/27本塁打/92打点/0盗塁

エリアン
25試合:打率.250/1本塁打/1打点/0盗塁

シリアコ
12試合:打率.074/0本塁打/0打点/0盗塁

 助っ人投手陣を大幅に入れ替えたが、パットン、ウィーランドが結果を残して全体的に上向きになった。もう1枚の活躍を待ちたい。

■巨人の外国人活躍度【A】

■投手
マイコラス
24試合:13勝6敗/投球回167.2/防御率2.15

マシソン
51試合:3勝3敗/25ホールド/2セーブ/投球回57.2/防御率1.87

カミネロ
50試合:3勝5敗/2ホールド/25セーブ/投球回54.2/防御率2.63

■野手
マギー
122試合:打率.322/15本塁打/69打点/4盗塁

ギャレット
1軍出場なし

クルーズ(7月に楽天へ移籍)
9試合:打率.156/0本塁打/3打点/0盗塁

 マイコラス、マシソン、カミネロ、マギーで4枠が固まり、チームへの貢献度も高い。カミネロの安定感は議論の的になったこともあるが、巨人のリリーフ陣のなかではかなり好成績。澤村拓一が1軍登板なしの現状でベストを尽くした布陣になっている。

■中日の外国人活躍度【B-】

■投手
バルデス
23試合:6勝9敗/投球回146/防御率3.76

ジョーダン
16試合:6勝3敗/投球回69.2/防御率2.33

アラウホ
6試合:1勝0敗/投球回8.1/防御率6.48

ロンドン
4試合:0勝0敗/投球回4.2/防御率5.79

■野手
ゲレーロ
121試合:打率.277/33本塁打/83打点/0盗塁

ビシエド
87試合:打率.250/18本塁打/49打点/4盗塁

 ゲレーロがホームランダービートップに立つ大爆発を見せているが、ビシエドが今季絶望。オールスターゲームに出場したバルデスも夏場から絶不調で全体的にはやや尻すぼみ。アラウホ、ロンドンの新守護神候補2人もまったく結果を残せていない。

■ヤクルトの外国人活躍度【B】

■投手
ブキャナン
23試合:6勝12敗/投球回148.2/防御率3.51

ルーキ
54試合:4勝5敗/21ホールド/4セーブ/投球回53.2/防御率2.85

ギルメット
25試合:1勝1敗/2ホールド/投球回38/防御率3.55

オーレンドルフ
4試合:0勝1敗/投球回18/防御率5.50

■野手
バレンティン
112試合:打率.262/30本塁打/74打点/0盗塁

リベロ
42試合:打率.228/6本塁打/20打点/0盗塁

グリーン
25試合:打率.194/2本塁打/8打点/0盗塁

 チームは悲惨な状況だが、助っ人の活躍はそこまで悪くない。バレンティン、ルーキ、ブキャナンは及第点の出来。特にブキャナンは大きく負け越しているが、打線の援護さえあれば、勝敗が逆になっていてもおかしくない。

(成績は9月10日現在)


文=落合初春(おちあい・もとはる)

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