石川遼意気消沈で「入れ替え戦」苦戦

まいじつ

石川遼意気消沈で「入れ替え戦」苦戦

プロゴルファーの石川遼がアメリカのPGAツアーの入れ替え戦で苦戦をしている。

石川は今季、PGA1部の20試合に出場したものの、予選通過は8回のみで、1部残留に必要なポイント数が確保できず、2部ツアーとの入れ替え戦に回ることになった。

「入れ替え戦は全部で4試合あり、その初戦で石川は50位と散々な結果でした(現地時間9月4日)。4戦を終えて上位25人までに残ることができなければ、来季は2部ツアーへ降格です。石川は厳しい状況に置かれています」(専門誌記者)

入れ替え戦初戦後に石川は、「すごく悩んだり考えたり、試行錯誤のシーズンだった」と、弱気ともとれるコメントを残した。不振の原因はショットの安定さを欠いていることだ。それは本人も分かっているようだが、ほかにも原因があるという。

施設グレードの差を痛感か

「メジャーな大会と無名のツアーでは、施設に大きな格差があります。クラブハウスの食事メニュー、シャワールームの清潔さ、周辺ホテルにしても、ベッドだけの狭く薄暗い部屋しかありません。初戦では、トイレも億劫そうに使っていました。全ての2部ツアーがそうではありませんが、みんなそういった環境から這い上がってくるのです」(特派記者)

先の石川のコメントは、シャワールームを出たあとに発せられた。環境の違いが気持ちをさらに萎えさせたようだ。若くして頭角を現した石川は、常にいい環境でプレーをしてきた。入れ替え戦前は「失うものは何もない」と言っていたが、実際に施設の違いを感じたのかもしれない。

「石川は『一打に対しての思いが下がってしまった。そのことに気付いた』とも話していました」(同・記者)

1部ツアーへの残留に失敗した場合、日本への帰還も検討しているという。日本のゴルフ場の施設は充実しているので、いずれショットの安定さも取り戻せるかもしれない。しかし、“お坊ちゃん体質”を改めなければ、活躍するまでには至らないだろう。

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