ゴムのように伸縮自在の人工皮膚でロボットの触覚を実現(米研究) (1/3ページ)
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ロボットに触覚を与えることで医療や危険物の察知、ロボットの歩行サポートなどに役立てようという研究が進んでいる。
前回、3Dプリンタを利用した触覚生体スキンの開発に関するニュースをお伝えしたが、また新たな技術が開発されたようだ。
まるでゴムのようで、最大50パーセント伸ばすことが可能な電子機器センサーである。それは人間の皮膚と同じように捻れ・圧力・温度を検出することができ、ロボットの人工皮膚としての利用が期待できるという。
・伸縮自在のゴムのような素材でロボットに触感を
米ヒューストン大学のツンジャン・ユー(Cunjiang Yu)博士によると、ラバー電子機器センサーは生体インプラントやウェアラブルデバイスへの応用など様々な用途が考えられるという。
この半導体は最初液状であるため、型に流し込んで成型したり、大きくしたり、さらにはそれを3Dプリンターで使うある種のインクとして用いることまでできるそうだ。
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ラバー電子機器センサーは、極小の半導体であるナノフィブリル(人間の髪の毛の1,000分の1の細さを持つナノ繊維構造物質)をジメチルポリシロキサンというシリコンベースの有機ポリマーに混ぜることで作る。
この溶液を60度で乾燥させると、電流を流す無数のナノワイヤーが組み込まれた伸縮自在の素材が完成する。・ロボットと共存する未来への第一歩
特に面白い応用法はロボットへの利用だろう。