セ・リーグ4球団「CS争奪」ベンチ裏バトル(1)CSに進出しても巨人・高橋監督は前途多難? (2/2ページ)

アサ芸プラス

しかし、現役続行に固執していた由伸を半ば強引な形で監督に就任させた球団にとって、3年契約の2年目で退任となっては旗色が悪い」(別の球団関係者)

 というのも、こうした経緯がある中で任期満了を前に辞任となれば、球団どころか親会社の読売新聞グループ本社全体のイメージが悪化し、G党を含め世間から猛反発を食らうのを危惧しているという。球団内ではすでに「かつてウチの幹部が第一次政権の長嶋茂雄監督を解任して、読売新聞の不買運動が起きたが、あの時と同様の反発が由伸の今オフ辞任によって起きてしまう危険性がある」との声が出ているほど。だからこそ「何が何でも3位には入ってもらい、由伸体制を続投させたい」というのが、巨人フロントの総意なのだ。

 だが、そのCS進出の鍵を握る主力の不穏な動きも漏れ伝わってきている。主戦外国人投手のマイコラス(29)とマシソン(33)の2人に、来季メジャー復帰話が舞い込んできているというのである。

「マイコラスのメジャー復帰志向は以前からささやかれていましたが、マシソンまでが『ダディ、メジャーで投げないの?』と息子から聞かれて、その気になっているんです。実際、今季で契約が切れる両右腕を欲しがっているメジャー球団は多い。マイコラスには古巣のテキサス・レンジャーズ、マシソンには母国・カナダをホームとするトロント・ブルージェイズが熱心に水面下で獲得調査を進めています」(メジャー関係者)

 CS出場へ向けて両投手が大活躍すればするほど、メジャーの市場価値もますます跳ね上がるだけに、巨人としては心中複雑な思いだろう。仮に2人が今オフにそろって退団すれば、来季の大幅な投手力ダウンは目に見えている。そのうえ、後半の追い上げを考えれば、阿部慎之助(38)、村田修一(36)、マギーといった顔ぶれを来季も外すわけにはいかなくなり、世代交代もままならない。まして今季のように、森福允彦(31)、吉川光夫(29)、そして山口俊(30)といったやみくもな補強をしてもアテにはならない。

 高橋監督はたとえCS進出にこぎつけたとしても、悩みの種は尽きないのだ。

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