ビートたけしの名言集「ファンからのサイン&握手を断らない殿」 (1/2ページ)

アサ芸プラス

ビートたけしの名言集「ファンからのサイン&握手を断らない殿」

「殿は、自分で『売れたな~』って実感した頃って、どのあたりだったんですか?」

 そんな質問をしたことがありました。すると、

「漫才ブームがドカンと来てよ、そのあと3カ月くらい毎日寝る間も惜しんでテレビ出て、やっとどこの田舎行っても、『たけしだ! たけしだ!』ってやられた時は、“あっ、俺もちゃんと売れたんだな”って思ったな」

 と、実に丁寧に答えてくれたのです。

 そんな、“ちゃんと売れた時期”からすでに40年近く、いまだ芸能界のド真ん中で売れ続け、間違いなく日本で一番顔の知られたタレント「みんなのたけちゃん」は、確かにどこへ行っても、「おっ、たけしだ!」と声が上がり、レストランで食事をしている時も、大型書店で本を選んでいる時も、いつだって、「サインしてください」「写真いいですか?」と、当たり前のように声がかかるのです。

 そういった時、殿はまったく嫌な顔をせず対応されます。わたくし、弟子になって20年。そういった場面で、殿が断った姿を一度も見たことがありません。

 以前、そんな殿の大阪プライベート旅行に付き人として同行した際、駅で新幹線を待っている間、青年二人組が、「ファンなんです。握手してください」と、駆け寄って来たことがありました。いつもどおりに、軽く照れながら握手をする殿に、「あのー、写真もいいですか?」と、青年二人は、やはり、もう1つリクエストを追加してきたのです。

 この時、〈今日の殿はプライベートなのだから、これは付き人の僕が心を鬼にして断わらなければ〉そう判断し、「すいません。写真はちょっと‥‥」と、マネージャー気取りでガードをするわたくしに、

「北郷、いいよ。写真撮ってやれよ」

 と、指示があり、殿が挟まる形でのスリーショット写真をパシャリとやったのです。で、そんな出来事があって、新幹線に乗り込み席に着くと、

「北郷、あーいう時はいいぞ。俺もできる範囲でやるから。止めなくていいぞ」

 と、優しい口調で“今後の方針”について、アドバイスを受けたのです。

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