眠りが浅いと悩んでいませんか? その原因と改善策【専門家監修】 (2/4ページ)
これがよく言われる「眠りが浅い」状態です。
■眠りが浅くなる原因は、現代の生活習慣にあった!
睡眠のメカニズムがわかったところで、「なぜ眠りが浅くなってしまうのか」、その原因と改善策について小林さんに教えていただきました。
◇15時以降の仮眠は夜の熟睡を妨げる
小林:眠りが浅くなってしまう一番の原因は、15時以降の「仮眠」です。睡眠段階2での軽い昼寝はむしろ脳を回復させ仕事もはかどらせますが、ものすごく疲労がたまっていて、寝不足の状態で夕方以降につい仮眠をとってしまうと、一気に睡眠段階3~4が出てしまいます。そうなると、逆に夜の睡眠で3~4段階が出なくなり、眠りが浅くなってしまいます。ですから、眠りが浅いと感じている人は、どんなに眠くても通勤電車やオフィス、夕飯後のうたた寝は決してしないようにしましょう。
◇入浴で深部体温をコントロールする
小林:眠る前に「深部体温」(脳や内臓など体の中心部の温度)が下がっていないことも浅い眠りを引き起こします。実は、深部体温の上下変動幅が大きく、低下する時間が短いほど、ぐっすりと深く眠れることがわかっています。本来なら深部体温は体が睡眠モードに入れば自然に下がっていきますが、女性は特に月経前の高温期は、なかなか下がりにくいのです。結果、眠りが浅くなり、イライラしたり憂鬱な気分になったりということが起こります。
では、深部体温を急降下させるにはどうすればいいのか。ずばり、脳を錯覚させるのです。深部体温をさらに上げることで、「このまま体温が上がり続けるとまずい」と脳に思わせればOK。「体温を下げろ」と命令を出すため、血管が広がり、一気に放熱し、深部体温が急降下します。
上げる体温の目安は、舌の下ではかる基礎体温計で+1℃。体温計がなければ、手の甲や額から汗がじんわり出るまでお風呂に浸かりましょう。シャワー浴よりも湯船に浸かったほうが、結果的に深部体温が下がる研究報告もあります。40度前後のお風呂に10分~20分ほどゆったり浸かりましょう。
どうしてもお風呂が面倒な場合や疲れがひどく早く寝たいときもあると思います。