労働時間がいちばん長い都道府県は? ランキングで明らかになる「格差」 (1/2ページ)
労働時間が長い都道府県1位はどこだろうか?
近年、ブラック企業が問題視されているが、ニュースになるのは大都市かその周辺にある都道府県のようなイメージがある。
ところが、厚生労働省の「毎月勤労統計調査」(2015年)によると、労働時間が長い都道府県1位は、意外なことに「福島県」だという。
この調査は、「5人以上の事業所」と「30人以上の事業所」に分けられているが、どちらも1位は「福島県」。
ちなみに、5人以上のランキングは、「2位:岩手県」「3位:青森県」「4位:山形県」「5位:宮崎県」。30人以上では「2位:長崎県」「3位:青森県」「4位:富山県」「5位:岩手県」と続く。
地方ばかりがランクインするのは、「人手不足」が関連していると思われる。
同じ仕事量でも、少ない人数で働かないといけない環境ならば、ひとりひとりの労働時間が長くなるのは無理もない。
こうしたさまざまな都道府県のランキングを調査した一冊が『都道府県格差』(造事務所著、 橘木俊詔監修、日本経済新聞出版社刊)だ。
本書では、「なんでその県が1位なの?」と思うような都道府県の意外なランキングが紹介され、地域間格差の実態を明らかにしている。
世界一幸福な国と言えば、インドと中国の間にある小国「ブータン」。これはよく知られていること。では、「日本一幸福度が高い都道府県」はどこだろうか?
真っ先に思い浮かぶのは、モノや情報が集まる東京や大阪。自然に囲まれのんびりと生活できるイメージのある沖縄や北海道など。
しかし、そのいずれでもない。
日本一幸福な都道府県は、「福井県」だ。
しかも、1992年から1999年まで政府が実施していた「豊かさ指標(国民生活指標)」と、2014年から現在まで日本総合研究所が行っている「全47都道府県幸福度ランキング」の両方で、福井県は1位の座を譲ったことがないというから驚きである。