テレ東 視聴率躍進でテレビ広告界に大異変

週刊実話

 視聴率が判明した瞬間、六本木にあるテレビ東京の社内から大歓声が上がった。
 9月3日に放送された2時間特番日曜ビッグバラエティー『緊急SOS!超巨大怪物が出た!出た!池の水ぜんぶ抜く大作戦4』がまさかの視聴率11.8%(19時54分〜21時54分 ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)をマークしたのだ。
 「同枠トップは、日本テレビの人気バラエティー『世界の果てまでイッテQ!』で視聴率22.0%。後枠の『行列のできる法律相談所』も15.7%といつものように圧倒的な強さだったのですが、注目は日テレ以外の番組。視聴率でテレ東に惨敗してしまったんです」(テレビ事情通)

 テレビ界をザワつかせた数字の詳細だが…。
 「なんといっても一番、ショックを受けていたのがNHKでしょう。大河ドラマ『おんな城主 直虎』が11.3%です。他にTBSの日曜劇場『ごめん、愛してる』が9.2%。テレビ朝日の『人生で大事なことは○○から学んだ』が6.6%、フジテレビも『フルタチさん』が4.7%、ドラマ『警視庁いきもの係』が5.7%と惨憺たる結果だった」(制作会社幹部)

 だが、何よりもテレ東上層部を歓喜させたのがコストパフォーマンスの高さだ。
 「ここだけの話、テレ東はすべて込み込みで900万円で制作しているんです。池をきれいにするという大義がある上、各自治体の協力が得られた」(テレビ関係者)

 そんな中、各スポンサーから問題視されているのが今回、テレ東に惨敗した日テレを除くキー局だという。
 「NHKは1本1億円〜、TBSは6000万円〜、フジは『フルタチさん』が4000万円〜、『警視庁いきもの係』が5000万円〜と莫大な制作費を投入しているにも関わらず、テレ東に負けている。だったら、CM出稿量が格安のテレ東に行った方がいいという話になっているんです。中でも『フルタチさん』の打ち切りを発表したフジからは、日曜のこの枠からスポンサー離れが始まっている」(同)

 テレ東はさっそく、大晦日の特番編成に『池の水をぜんぶ抜く大作戦5』を放送する予定だという。

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