いま注目の世界遺産、マケドニアの至宝・オフリドを一望するサミュエル要塞 (2/2ページ)

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そのまま湖岸に沿うようにして歩いていくと、湖畔に建つ聖パンテレモン教会の姿が目に入ります。オフリドの宗教的繁栄を牽引した聖クリメントによって建てられた教会で、オフリドを代表する教会のひとつです。

その奥には、空と一体化しているかのような青く透き通ったオフリド湖がどこまでも続いています。

オフリド湖は面積348キロ平方メートルの広大な湖にして、ヨーロッパ最古の湖。まるで海のような雄大な姿は、悠久の時をまるごと包み込むような自然の優しさと力強さを感じさせます。

さて、湖と反対側に目をやると、山のふもとに新市街が広がっています。

あちこちに展望台が設けられているサミュエル要塞では、場所によってさまざまに異なるオフリドの表情を楽しむことができるのです。

世界遺産といえど、まだまだ観光地化されきっておらず、素朴な日常の風景が随所に見られるのが魅力のオフリド。

ここ、サミュエル要塞も、観光客でごった返しているということはあまりありません。ゆっくりと時間をかけて、穏やかに流れるオフリドの時間を感じてみてはいかがでしょうか。

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