地獄少女 宵伽 第10話「回顧録 ~黒の轍~」【感想コラム】 (2/4ページ)

あにぶ

新しい道とは違い、家の近くにある旧道は狭く、急なカーブもある危険な山道です。ついこの間も、高校生が事故で亡くなったのだと、道郎は言いました。

ただ家から住人を追いやるのではなく、ちゃんと新しい家を用意するし、立ち退き料だって出ます。そこに住んでいるのは爺さんが一人なのに、彼が立ち退かないせいで死者が出た。立ち退き料の上乗せを狙っているという噂もあり、「そんなに金がほしいかよ」と苛立つ道郎。

なんだかその老人が悪者のようですが、実際は違いました。

老人――亀岡一人の元には、骨女が潜入します。

彼氏と喧嘩して車を降りたが、ここは山だし近くに他の民家もなく困っている――という設定で現れた骨女を、亀岡さんは招きます。

こちらも人の良さそうな感じです。ただ、なにやら咳き込んでいて、体調が悪そう。これは事情がありそうです。

■事故の復讐を老人にぶつけようとしている

道郎はさらに語ります。死んだ高校生というのが、実は弟なのだと。

兄と同じく車好きだった弟。

「いつか俺と同じ職につきたいからって、この道を走ってて……」

免許を取ってすぐ、魔のカーブで事故を起こしてしまったようです。

弟思いの兄と、兄のことを慕っていたまだ10代の弟。なるほど、道郎が亀岡さんを恨む気持ちもわかります。

事故の後、道郎は亀岡さんの家を訪ねていたようですが、納得のいく話し合いにはならなかった様子。

とはいえ、悪いのは道であり、亀岡さんはただの住人。道を作ったわけでも、事故を起こしたわけでもありません。

それでも、亀岡さんが立ち退いていれば起きなかった事故なのもまた事実で……。

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