地獄少女 宵伽 第10話「回顧録 ~黒の轍~」【感想コラム】 (4/4ページ)

あにぶ

死を知ってようやく和解か――と思われたその時、

「あいつはまだ生きている! 俺がこの手で地獄に送ってやるんだ!」

憎しみが暴走し、現実を受け入れずにトラックを加速。弟のために、これから先の事故を防ぐために。しかし、家の主はもういません。このまま家に突っ込んでも、無駄死にです。

けれど皮肉にも、弟と同じカーブで事故りそうになり……それを輪入道が止めました。

「弟も望んじゃいないだろう」

と、道郎の復讐と道連れを説得。我に返った道郎は、ようやく冷静な状態で亀岡さんの家を訪ねます。

家は主を追うように崩壊し、道の開通を邪魔するものはなくなりました。

そして道郎は、亀岡さんからの手紙を受け取り、彼が申し訳なく思っていたことを知ります。所有している土地と立ち退き料のすべてを、弟の親族、つまりは道郎に譲ろうとしていたことも判明。

道郎は藁人形を使わずに済みましたし、事実も知りました。けれど、亀岡さんはそのことを知らずに亡くなってしまいました。

もっと早くからお互いの気持ちを打ち明けていれば、違う結末になったかもしれないのに……。

悪人なんて誰も居ないのに、悲しいすれ違いから起きたエピソードでした。

地獄少女 宵伽 感想コラムのまとめ

(あにぶ編集部/星崎梓)

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