~トレンドレポート~「売れなくなった」わけではなく、「読み方が変わった」!? 雑誌の「つまみ読み」需要とは (2/5ページ)

バリュープレス

一方で、雑誌のもつ良質なコンテンツに魅力を感じている人は、決して少なくありません。特に昨年は、ウェブコンテンツにかかわる諸問題が取り沙汰されることも多く、あらためて雑誌の信頼性やコンテンツ力が見直されるきっかけにもなりました。

このようにメディアとして再評価されている雑誌ですが、楽しみ方自体には大きな変化が生じています。キーワードは、ずばり「つまみ読み」です。

「つまみ読み」の兆しが見えはじめたのは、雑誌各社の「付録戦略」が強化されるようになった2001年頃から。それとともに読者側も、毎号決まったお気に入りの雑誌を買うというそれまでのスタイルから、その月の付録や見出しをもとに、購入する雑誌を総合的に判断する流れが強くなりました。

さらに、2012年頃には、購入前の本をカフェでお茶を飲みながら試し読みできる「ブックカフェ」という形態が登場。いろいろな雑誌を「つまみ読み」する楽しさを体験する人が増加しました。

そして、2015年頃から、雑誌の定額読み放題サービスが急成長。これにより、気になった記事やテーマだけを、ちょっとずつ楽しむ「つまみ読み」スタイルが、ますます広がってきたといえます。

◆雑誌の「つまみ読み」とは?
紙媒体を中心とした、これまでの雑誌体験では、お気に入りの雑誌を1冊ごとに定期購読するという流れが主流でした。しかし、デジタルの読み放題サービスをはじめとした近年の雑誌体験では、気になった記事やテーマだけを少しずつ読むという楽しみ方にシフトしてきています。まさに、「つまみ食い」ならぬ「つまみ読み」というキーワードがぴったりでしょう。

そして近年は、デジタル技術とデバイスの進化により、「つまみ読み」スタイルがさらに自由度を増しています。

【1】キーワード検索
気になるキーワードで検索し、雑誌を横断して情報収集!
日常生活で気になったことや、疑問に思ったことを手軽に検索できるようになった現在。単に検索エンジンを利用するだけでなく、TwitterやInstagramといったSNS内でキーワード検索をする人も増えています。

こうした流れは、雑誌の楽しみ方にも波及。

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