香取慎吾『スマステ』終了についてコメントが波紋?ジャニーズに対する皮肉か

デイリーニュースオンライン

Photo by Pixabay(写真はイメージです)
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 9月29日にフジテレビの定例社長会見が開かれ、編成担当の石原隆編成統括局長(56)が元SMAPの香取慎吾(40)がMCを務める番組『おじゃMAP!!』(同局)の放送の継続を明言し、話題を集めている。

 石原氏は「これからも我々の立てる番組企画にふさわしいと思えば、3人も起用しようと思います。あくまでも、その番組にふさわしいかを判断基準としたいと思います」と、香取と共にジャニーズ事務所を退所した稲垣吾郎(43)・草なぎ剛(43)の今後の番組起用についても、前向きなコメントを残している。

 さらに、9月26日に行われたテレビ朝日の定例会見にて、『SmaSTATION!!』(テレビ朝日系)の最終回を新聞で知ったという香取に、同局の早河洋会長兼CEO(73)が「テレビ局が個人に通知することはない。事務所に連絡するということですから」とコメントしたことについても、石原取締役は「フジテレビも事務所との出演契約になっています。フジにとって、事務所がオフィシャルなラインとなると思います」と回答した。

 テレビ朝日サイドはジャニーズ事務所に対し、終了の時期は話したと語ったうえで、「適正な事務処理をしたので、そこからは事務所の判断」と説明し、香取への通知がなかったことについては、何か意図があってということではないとコメントしている。

 テレビ朝日による説明通りであれば、香取の発言にはどのような意味があったのだろうか。ある記者は、ジャニーズ事務所の管理体制に対する皮肉も含まれていたのではないかと語る。

「特にジャニーズは、残留組の木村拓哉(44)や中居正広(45)の方を手厚くフォローし、香取をはじめとする退所組はほぼ放置状態だったとも言われています。こうしたタレントに対する“おざなり”な姿勢に、現在の自由な立場から警鐘を鳴らしたのかもしれませんね」(芸能記者)

 最終回放送時点で、香取はすでにジャニーズ事務所を退所している。古巣となったジャニーズに対する“警告”発言は、今後もあるのだろうか。

■“I氏派”のジャニーズたちも新事務所に注目?

 そんな香取だが、事務所を共に退所した、稲垣・草なぎと芸能事務所「CULEN(カレン)」に所属することが22日に発表された。同事務所は、SMAPの元マネージャーのI氏が代表を務めている。以前から噂されてきた、I氏と退所組の合流がここで実現となったようだ。

「情報は小出しに発表していくと言われていましたが、一気にさまざまな情報を解禁したことが業界内で話題になっています。とくに三人がSNSのアカウントを開設したり、インターネットの生放送番組に挑戦するなど、ジャニーズではできなかったことをどんどん始めています。これはまさに、ジャニーズに対する反撃とも感じます。業界内では、とうとうI氏がスタートダッシュを切ったともっぱら評判ですよ」(前出・芸能記者)

 3人のTwitterアカウントに関しては、開設後早々に多くのフォロワーを獲得している。ジャニーズでの活動を逆手に取った方法により、今後周囲にどのような影響を及ぼすことになるのであろうか。

「本当に“逆襲”の意味合いがあるのであれば、いずれはI氏の管理下に置かれていたジャニーズのグループ達も移籍させるかもしれません。CULENの戦略が軌道に乗れば、それを見たほかのジャニタレが動きを見せる可能性もあるでしょうね。とくに芽が出ずデビューの可能性が厳しいジュニアらが、ターゲットとなるかもしれません」(同・記者)

 将来的には香取らを筆頭とした、“第2のジャニーズ”を目指すことになるのだろうか。

文・海保真一(かいほ・しんいち)
※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。
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