「 デジモンテイマーズ 」少しずつ互いの色を受け入れ混じり合っていく感動ストーリー。 (1/2ページ)

あにぶ

(C)本郷あきよし・東映アニメーション
(C)本郷あきよし・東映アニメーション

近年、劇場版が公開され、何かと話題になっているアニメ『デジモン』シリーズ。今回は、シリーズとしては第三作目にあたる作品『 デジモンテイマーズ 』という作品を取り上げたい。

『デジモンアドベンチャー』(以下:無印)と比べると注目される機会の少ない作品だが、私の中ではシリーズの中で一番魅力的な作品だ。今回は無印との違いを挙げながら、この作品の魅力を伝えたい。

Contents

1 「 デジモンテイマーズ 」のテイマーと選ばれし子供2 別々のスタートを切る子供たち3 三原色を捨てて

■「 デジモンテイマーズ 」のテイマーと選ばれし子供

無印では、主人公たちは「選ばれし子供たち」と呼称され、デジタルワールドを救うために文字通り「選ばれた」、特別な存在として描かれた。それぞれのパートナーとなるデジモンも生まれる前からパートナーとして「選ばれた」、お互い特別な、運命的な存在として描かれた。

それに対し、テイマーズでは「選ばれし子供」という概念は存在しない。パートナーのいる子供は「テイマー」と称され、自らが望んでパートナーを選び、もしくはパートナーが子供を選び、テイマーとなる展開が多い。

そういった意味で、無印では「本当に特別な存在」として描かれた子供たちが、今作では「自らが望めばなれる存在」として描かれる。前作には選ばれたが故の子供たちの戸惑いが描かれたが、今作では、ゲームの延長のような感覚で選んだその道の重要さ、責任の重さを徐々に自覚し、葛藤する子供たちの戸惑いが描かれる。

■別々のスタートを切る子供たち

無印に限らず、デジモンシリーズの多くは、主要な登場人物は同時にパートナーデジモンと出会ったり、デジタルワールドに旅立ったり、とにかく選ばれし子供として同じスタートを切る。しかし、今作は違う。

前述の通り、テイマーになる明確な基準は存在しない為、子供たちがテイマーになった時期やきっかけは全て異なる。主人公でさえ、主要なキャラクターの中で四番目という遅いスタートを切る。

しかし、早くスタートを切った者がトップを切るのかと言えば、決してそんなことはない。

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