起きるかもしれない「米朝戦争」この映画を見て備えよ! (1/2ページ)

北朝鮮が、戦前の日本のようになりかねないと言う人がいる。もし、北朝鮮へ全面禁油という経済制裁を科せば、太平洋戦争への幕を開けた日本のようになるというのが、暫定的な禁油にとどまった理由ともいわれている。アメリカからの石油、石炭の全面禁輸という制裁を受けて日本が暴発したのが真珠湾攻撃だ。
1970年に公開された映画『トラ・トラ・トラ!』は、1941年の日本海軍による真珠湾攻撃を巡る両国の駆け引きを描いた作品である。日米合同スタッフとキャストで製作され、1970年のアカデミー視覚効果賞を獲得した。
先制攻撃によりアメリカの太平洋艦隊、とりわけ機動部隊の中核である空母2隻を沈めれば、アメリカは戦意喪失、和平交渉に持っていけると日本は踏んだ。だが、逆に宣戦布告前に真珠湾が攻撃されたことで、アメリカ国民を奮い立たせる結果に終わり、最後は広島と長崎に原爆が、大都市への焼夷弾空襲で未曽有の市民の命が奪われる結果になった。北朝鮮への先制攻撃について考えさせられる映画である。
1969年に公開された『空軍大戦略』は、第2次世界大戦中にイギリス上空で繰り広げられた英独戦“バトル・オブ・ブリテン”を題材にしている。英独のエース機『スピットファイア』と『メッサーシュミット』や、イギリスの戦闘機『ハリケーン』とドイツの爆撃機『ハインケル』の実物も登場する。最後の大空戦シーンにおいて、一切の効果音が消され、音楽だけで両国エース機がスクリーンを舞うのは航空マニアにはたまらないシーンだ。最後にスクリーンに現れる《人類の歴史の中で、かくも少ない人が、かくも多数の人を守ったことはない》という一節が心を打つ。
この映画は、イギリスがドイツ軍による本土空襲から国民を守り切ったように、専守防衛とはこのようにあるべきだという教訓を残してくれるが、それを支えたのは、当時世界で最新鋭とされたイギリスのレーダー網だった。日本のミサイル防衛(MD)網やレーダーサイトは優秀だが、欠けているのは日本人の防衛意識の低さであろうか。