【第8回】浮気や不倫、二股でもない“オープンな複数恋愛”をする「ポリアモリー」の私について(きのコ) (2/3ページ)
日本では、明治大学をはじめとして、駒澤大学・獨協大学・長崎外国語大学・リビングライブラリージャパン・ブックオブ りーふぐりーんなどでヒューマンライブラリーが開催されてきました。
明治大学のヒューマンライブラリーでは今まで、LGBTなどのセクシャルマイノリティ、薬物・アルコール・ギャンブル等の依存症からの回復者、ホームレス、難民、アルビノ当事者、高次脳機能障害者など、さまざまな人々が本となって読者と対話をしています。
「本」に関する様々なイベントも企画されていて、講演会や、目が見えないという状況を体験できる「暗闇カフェ」、義足体験コーナーや障害者プロレスのレスラーによるスパーリング、「本」の方たちの写真展なども開催されています。
そして、私もポリアモリー当事者という「本」として、この明治大学のヒューマンライブラリーに参加させていただいています。
ダイバーシティが重視される現代においてなお、私たちは「自分と違う人」に対して、無意識のうちに恐れや偏見を持ってしまいます。しかしヒューマンライブラリーを通して「自分と違う人」と対話することは、読者にとっても本にとっても多様性への理解につながります。
私はヒューマンライブラリーに本としても読者としても参加する中で、「誰もが『誰とも違う一人の人間』であること」、つまりマイノリティ性は誰にでもあるということを実感しました。
そういう意味では、本になるのは何も障害者やLGBTばかりである必要はないのです。実際、今までのヒューマンライブラリーには、ラーメン屋さんや全身タイツ愛好家など、さまざまな人が本として参加しています。