同期に続きドリームチームへ。サクラセブンズ・平野優芽が見る、あらたな夢。 (2/2ページ)

ラグビーリパブリック

 代表スコッドでのトレーニングと個人的な鍛錬を真摯に重ねた結果だ。見るからに筋肉量が増えた。

 先の韓国大会でも、その変化はプレーにあらわれた。優勝はしたものの、決してラクな戦いではなかったから「アジアのチームが相手でも厳しい戦いばかりでした。これまでは(ワールドシリーズ等で)世界にチャレンジする立場だったけど、今回は勝たなければいけないという側に回って、守りに入ってしまった」と反省を忘れなかったが、自身のプレーについては変化を感じていた。

「体のサイズはあまり変わらないのですが、相手との接点で、以前よりは強くなったかな、と感じます。オフロード(パス)とかをやれるのも、そのお陰だと思う」

 ただ、世界のトップ国と対等に戦い、勝てるようになるのが目標だから、「ニュージーランドとか強豪国にも同じようなプレーができないといけない」と厳しい目を自分に向ける。その先に、ドリームチームに入る日がやってくる。

 韓国では防御時にスイーパー役を務め、抜けてきた相手を一撃で止めることもあれば、手が届いた足を決して離さずにしがみつき、前進を阻止するシーンもあった。

「ラグビースクールのコーチに教わったことをやり続けた結果です」

 しっかりした基礎があるから、吸収力も高い。これからもっと世界を経験すれば、進化のスピードはもっと高まる。

 女子セブンズNZ代表として若き頃から才能を発揮するアスリート、タイラ・ネイサン ウォンを目標とする。世界のドリームチームに入るためには、その憧れの人をライバルに見据えて、成長のスピードをさらに高めるしかない。

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