田中邦衛が清貧老人ホーム生活?やすらぎの郷・脚本家の俗っぽさに批判あがる

デイリーニュースオンライン

Photo by 藍川芥 aikawake(写真はイメージです)
Photo by 藍川芥 aikawake(写真はイメージです)

 田中邦衛(84)が現在、介護付き有料老人ホームから帰宅し、自宅で家族とリハビリ生活を送っていると10月2日発売の『週刊ポスト』(小学館)が報じた。田中は15年10月30日号の同誌で、高熱を出して歩行困難になり、自宅にバリアフリー設備が無いことから老人ホームでの生活を余儀なくされたと伝えられていた。

 田中は「ものまね」や『北の国から』(フジテレビ系)の再放送でよく見かけるものの、10 年の映画『最後の忠臣蔵』を最後に俳優の仕事をしていない。12 年8月に亡くなった地井武男(享年70)の葬儀に顔を見せたが、15年5月に行われた『北の国から』プロデューサーの葬儀には現れなかった。それゆえ、田中には死亡説すら流れており、老人ホームに入っていたという事実は多くには衝撃だったようだ。

■田中邦衛が入った月額20万の介護付き有料老人ホーム

「田中の老人ホーム生活は清貧そのものでした。富裕層のリタイア組が入居する高級老人ホームなどではなく、ごく普通の庶民的な老人ホームに入居。個室は用意されていたものの、集団リハビリにも積極的に参加し、食事も食堂でとり、ほかの入居者と和気あいあいに過ごされたとか。週刊ポストによれば、月額利用料は食費も全て含めて20万円前後と一般的なもの。セレブ芸能人が入居する、支度金数億というホームとは明らかに大違いです。現在は横浜・磯子にある自宅に介護スロープを付け、奥さんに車椅子を押してもらって生活してるようです」(週刊誌記者)

 紫綬褒賞(99年)に、旭日小綬章(06年)まで受賞した名優にしては、慎ましく「市井の人」としての晩年である。”芸能人”ではなくあくまで生活者として生きるのは、30作品で共演し、兄事していた高倉健(享年83)の影響とも言われる。それゆえ、ネット上でも「やっぱり黒板五郎だった」「リハビリして復帰してほしい」「奥さんと素敵な老後。応援したい」と激励の声が上がった。その対比として『北の国から』で長年タッグを組んだ、あの人物が俎上にのせられている。

■俗っぽすぎ? 『北の国から』コンビに明暗の「老後」?

「脚本家・倉本聰(82)は『やすらぎの郷』(テレビ朝日系)で、平均視聴率5.8%と昼ドラとしてはそこそこのヒットを飛ばしましたが、田中さんとの対比で俗っぽさが際立ち、ガッカリしたと批判の声が高まってます。自分を投影した脚本家が「芸能人しか入れない高級老人ホーム」で日本を代表する美人女優たちと暮らす話なんて、煩悩まみれもいいところです」(前出記者)

 元々、倉本は北海道生まれではなく東京生まれ。東京大学を卒業し、ニッポン放送の社員をしながら脚本家をしていたエリートである。同番組では「テレビ人・業界人」としての終活を描いた。『北の国から』で田舎や自然への郷愁を誘った2人が、まったく別の終活観を持ったのは皮肉である。

文・麻布市兵衛(あざぶ・いちべい)
※1972年大阪府出身。映像作家、劇団座付き作家などを経て取材記者に。著書は『日本の黒幕』、『不祥事を起こした大企業』(宙出版)など多数あり。
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