涙と唾液から発電する方法が発見される(アイルランド研究) (1/3ページ)
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涙や唾液など、人の体からにじむ分泌液から発電する方法が発見された。
それもこれもリゾチームという酵素のおかげだ。これは圧力をかけると電気を発生する性質がある。もしそれを効率的に回収することができれば、インプラント式デバイス向けの動力源として活用できるかもしれない。
・リゾチーム結晶に圧力をかけるとエネルギーが生じる
リゾチームは涙、唾液、牛乳、粘液、卵白などに含まれている酵素で、バクテリアの細胞壁を溶かすのを助ける。
しかしアイルランド、リムリック大学の研究者が発見したのは、リゾチームは結晶化した状態で電荷を生み出せるということだ。
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着色したリゾチームの結晶 image credit:Lysozyme - Wikipedia
2枚のガラス板で圧縮したリボチーム結晶の膜に圧力をかけると、圧電気というエネルギーが生じる。すなわち電荷が機械的なストレスへの反応として蓄積されるのだという。
「圧電気は身の回りで使われていますが、特定のタンパク質から発電できる能力についてはこれまで探られてきませんでした」とエイミー・ステープルトン(Aimee Stapleton)氏は説明する。