ナイツ&マジック 機体紹介【感想コラム番外】

あにぶ

2017年夏アニメの ナイツ&マジック には、数多くの搭乗型ロボットが登場します。このロボット機体を、ナイツ&マジック の週刊コラムを執筆して頂いた如月さんにまとめて頂きました。

これほどの機体知識があれば、異世界転生しても技術武官としてやっていけますよ!

Contents

1 フレメヴィーラ王国1.1 カルダトア1.2 サロドレア1.3 カルディトーレ1.4 ハイマウォート1.5 レーデス・オル・ヴィーラ1.6 金獅子(ゴルドリーオ)・銀虎(ジルバティーガ)2 ライヒアラ騎操士学園2.1 アールカンバー2.2 グゥエール2.3 トランドオーケス2.4 テレスターレ3 銀凰騎士団3.1 ツェンドルグ3.2 トイボックス3.3 アルディラッドカンバー3.4 グゥエラリンデ3.5 ツェンドリンブル3.6 イカルガ3.7 対空衝角艦(ジルバヴェール)4 国立機操開発研究工房4.1 カルダトア・ダーシュ5 ジャロウデク王国5.1 ティラントー5.2 ソードマン5.3 アルケローリクス5.4 死者の剣(デッドマンズソード)5.5 飛空船5.6 飛竜戦艦(ヴィーヴィル)5.7 ヴェンドバターラ6 クシェペルカ王国6.1 レスヴァント6.2 カルトガ・オル・クシェール6.3 レスヴァント・ヴィード6.4 カルトガ・オル・クシェール二世(セカンド)7 ナイツ&マジック はこの奥深い世界設定が魅力

フレメヴィーラ王国

カルダトア

フレメヴィーラ王国の制式採用機。100年前の設計の機体だが、技術の進歩が滞っているので現在でも主力として配備されている。

癖がなく、操縦しやすい機体であることがフレメヴィーラ王国量産機の特徴。

サロドレア

カルダトアの前の制式採用機、設計は300年前までさかのぼる。

ライヒアラ騎操士学園の訓練機は元は全てこの機体だったが、改修を重ねた結果今の姿になった。

カルディトーレ

カルダトア・ダーシュをさらに改良して完成した、100年ぶりの新型制式採用機。国内のカルダトアを、少しずつ改装していく予定。

ハイマウォート

朱兎騎士団の隊長機。巨大な両手持ちのハンマーを武器として扱い、テレスターレと互角に渡り合うパワーを誇る。

レーデス・オル・ヴィーラ

王城の謁見の間にて、玉座の背後に座する黄金の機体でフレメヴィーラ王国の国王騎。王を守るため、防御力に重きを置いて作られている。

金獅子(ゴルドリーオ)・銀虎(ジルバティーガ)

国王の座を退いたアンブロシウスと第2王子エムリスの依頼により、銀凰騎士団が制作した王族専用機。外装以外は全て共通の兄弟機だが、その外見で取り合いが起こった。

脳筋エムリスの要望に応えて出力を重視しているが、機動力・防御力も高いレベルでまとまっている。複数の魔導兵装を連動させて撃つ「獣王轟咆(ブラストハウリング)」という必殺技があるが、砦の門を吹き飛ばすほどの威力に比例して魔力消費が激しい。

ライヒアラ騎操士学園

アールカンバー

ライヒアラ騎操士学園の訓練機、カラーリングは白、操縦者はエドガー。

彼の技量によって、正式採用機とも互角に渡り合う強さを発揮する。べへモス事変で唯一大破せずに残ったが、カザドシュ事変でついに修復不能にまで破壊された。

グゥエール

ライヒアラ騎操士学園の訓練機、カラーリングは赤、操縦者はディー。

べへモス事変の際、エルに奪われた挙句に酷使されて大破する。修理の際にテレスターレの機能を搭載した改修機となる。

トランドオーケス

ライヒアラ騎操士学園の訓練機、カラーリングは茶、操縦者はヘルヴィ。
べへモスとの戦闘で大破し、テレスターレの1号機として生まれ変わった。

テレスターレ

アールカンバーとグゥエール以外の機体が大破したのを修復する際、エルのアイディアを盛り込んで学生たちが造り上げた新型機、銅牙騎士団に奪われたり壊されたりしてしまう不憫な機体。性能が上がった分、操縦性の悪さと稼働時間の短さという欠点が出来た。

銀凰騎士団

ツェンドルグ

銀凰騎士団となってから最初に開発された人馬型幻晶騎士で、操縦者はキッドとアディ。カラーリングは緑。

運用するためには魔力転換炉を2基搭載しなければならず、制御術式から構築する必要があるのと、息の合った操縦が必要なため騎操士も2名必要。この条件を満たす上に幻晶騎士の操縦に先入観のないキッドとアディがエルの弟子であり、双子であることから選ばれた。

騎馬兵のような機動力を幻晶騎士に持たせる、というコンセプトで設計されたが、国王陛下の度肝を抜くための機体でもある。荷車に幻晶騎士を3体搭載して運搬可能。

トイボックス

第2章からEDに先行登場していた水色の機体、騎操士はエル。

テレスターレに代わって納入されたカルダトアの一体に、エルの開発した新型装備を搭載して実験したところ大破、直す際にテレスターレに改造され、それ以降はエルが思いついた新装備を実際に搭載してテストするための専用機としての役割を振られることになった。エルが乗るということで団長専用機として扱われるが、あちこちいじくり回されて機体は非常に酷使されており、魔力転換炉を2基搭載しているものの、その機能を十全に発揮することが出来ない。

『騎士団長のおもちゃ箱』、ということでこの名前が付いた。

アルディラッドカンバー

銀凰騎士団第1中隊隊長エドガー専用機、カラーリングはアールカンバーから継承して白。

カルディトーレからかけ離れたところのない安定した性能で、攻守のバランスがやや守りに振られている。魔導兵装の仕込まれた可動式追加装甲を、防御だけでなく攻撃にも活用して戦う。

グゥエラリンデ

銀凰騎士団第2中隊隊長ディー専用機。カラーリングはグゥエールから継承して赤。

元のカルディトーレに改修を加え、全く別の機体に仕上がった。攻撃特化の装備に加えて、前進のみに機能を限定した簡易魔導噴流推進器まで載せてあるので癖が強く扱いにくい。

アニメではソードマンとの一騎打ちで骨格が歪むほどのダメージを受け、現地での修復が出来ないため戦線を離脱することになった。

ツェンドリンブル

銀凰騎士団第3中隊は全機この機体で構成されている。

ツェンドルグで制御術式が完成したので、操縦は1人で出来るようになった量産向け機体だが魔力転換炉は2基必要なのでコストが高い。その代わり、オプションの『荷馬車(キャリッジ)』でフル装備の幻晶騎士を2体搭載して移送出来るという絶大な運搬能力を持つ。戦場で荷馬車を切り離せば、そのまま戦闘に参加することも可能。また、魔導飛槍の装備によって遠距離物理攻撃手段を備えることも出来る。ちなみにこれの正式名称は『垂直投射式連装投槍器(バーティカルロンチドジャベリンスローワ)』であるが、長すぎるのでアニメではカットされてしまった。

キッドとアディの機体で牽引する3式装備『戦馬車(チャリオット)』は、トイボックスあるいはイカルガを搭載することで大火力の砲撃を連射しながら敵を蹴散らす。

イカルガ

銀凰騎士団団長エルネスティ専用機。カラーリングは青と金。

エルが満を持して設計・開発した彼の専用機。魔力転換炉から自作して造り上げた、文字通りこの世にふたつとない代物。外見は鎧武者で、腕は6本もあり、空は飛べる、有線誘導兵装は載ってると彼の趣味を満載した機体になっている。が、直接制御が可能な人間でなければ動かすことも出来ない欠陥機であり、全力を出すにはエルという“生きた制御部”が必要不可欠。

女王殻獣の触媒結晶を使用した中型炉『女皇之冠(クィーンズコロネット)』を主機とし、べへモスの触媒結晶を使用した大型炉『皇之心臓(べへモス・ハート)』を戦闘時の補助用に搭載している。共にエルが手ずから制作した、代替品のない物。

飛行に使う魔導噴流推進器と、主兵装の銃装剣は共に魔力消費が激しいため、イカルガのような大出力機でなければまともに運用できない。

アニメ版では、胸の部分に“斑鳩”の漢字がマーキングされているのが確認できる。

対空衝角艦(ジルバヴェール)

銀凰騎士団鍛冶師部隊が総力を挙げて鹵獲飛空船を改修した、対ヴィーヴィル用決戦兵器。元の飛空船からあちこちいじってあり鍛冶師部隊がそのまま乗員を務める、艦長は親方ことダーヴィド。

動力として双子のツェンドリンブルが搭載してあり、魔力転換炉4基搭載と言えるはず。甲板にはイカルガが立っているが、これにはちゃんと意味がある。

国立機操開発研究工房

カルダトア・ダーシュ

国機研がテレスターレを解析して製造した先行量産機、アルヴァンズの操縦によって銀凰騎士団との模擬戦に臨むことになる。模擬戦後にさらなる改良が加えられ、カルディトーレが完成した。

ジャロウデク王国

ティラントー

ジャロウデク王国が強奪したテレスターレを参考にして造り上げた新型機。カラーリングは黒。出力重視の重量級機体でメイスを主武装としている。重量級のため、足が遅いという大きな欠点を持つが、それを解消するために飛空船に搭載して運搬するという方法が採られるとともに敵国主要都市への奇襲作戦を行うことが出来る。

ソードマン

グスターボの専用機、実は特注品だったりする。“剣”を信奉する彼の方針によって、なんと23本もの剣を全身に搭載しており、補助腕も駆使して変幻自在の攻撃を行う。
ディートリヒとの一騎打ちの際、源素供給器の使い過ぎにより魔力転換炉が機能を停止し大破、放棄される。

アルケローリクス

ジャロウデク王国の王族専用機。ティラントーと同じ新技術を搭載しており、国王騎に準じる高性能を誇る。王族の人数と同じ数、つまり3機しか存在しない。

第2王子クリストバル専用機は決闘においてカルトガ・オル・クシェールを圧倒、アウクスティ王を殺害したが、イカルガの前には手も足も出ず乗艦を道連れにした自滅のような形で果てた。

第1王女カタリーナ専用機は、文官である彼女自身の判断により乗機を失ったグスターボに下賜された。その際、自由に使う許可を与えたため大改造を施されることになる。

死者の剣(デッドマンズソード)

第1王女のためのアルケローリクスを、グスターボが自分専用にカスタマイズしたワンオフ機。ソードマンと同じく全身に剣を装備しており、更にハリネズミのように全身の武器を展開出来る。基本性能の高さもあり、動くだけで周囲を切り刻む恐るべき機体。

飛空船

鋼翼騎士団の運用母艦。水上船を逆さまにしたような形状をしており、船首からは幻晶騎士の上半身が生えている。この上半身は騎士像(フィギュアヘッド)と呼ばれる部位で、風を操作する魔導兵装を用いることで無風状態でも飛空船が動く理由でもある。

飛竜戦艦(ヴィーヴィル)

オラシオ・コジャーソが半ばまで製作していながらお蔵入りにしていた完全戦闘用飛空船を、イカルガの魔導噴流推進器を再現したものを搭載することによって実用化にこぎつけた。

竜の口腔部に搭載された超々大型魔導兵装「火竜撃咆(インシニレイトフレイム)」は、アニメ劇中で砦を丸ごと焼き尽くす威力を見せた。全身の魔導兵装は、機体内部に搭載された法撃専用幻晶騎士のもの。

この機体の元々の設計思想は、他国への技術流出を見越した「対飛空船用兵器」だったのだが、飛行可能な幻晶騎士イカルガへの対策として、“空の支配者”を自任するオラシオとクリストバルの仇を討たんとするドロテオによって戦線へ投入された。

最初のイカルガとの戦闘において、魔力転換炉13基の連結状態でも圧倒できないことが判明。帰還後にオラシオの手で新たに試作型竜血炉(ブラッドグレイル)を艤装される。

ヴェンドバターラ

銅牙騎士団の所有する機体、カラーリングは黒。隠密活動に特化しており、単体での戦闘能力は極めて低い。本編ではカルダトアの騎操士を狙い“暗殺”を行う。

クシェペルカ王国

レスヴァント

フレメヴィーラ王国のカルダトアに匹敵する性能を持ち、制式量産機として優秀な機体だがテレスターレの画期的な機構を搭載するティラントーには性能で劣るため蹂躙されてしまう。

クシェペルカ王国の機体は、いずれも優美さを強調したデザインになっているのが外見上の特徴。

カルトガ・オル・クシェール

クシェペルカ王国の国王騎。国王の乗騎のため国内最高の性能を誇るが、新技術を搭載したアルケローリクスに太刀打ちできず破壊される。

レスヴァント・ヴィード

銀凰騎士団の指導で造られた即席の改修機、大型蓄魔力式追加装甲「ウォールローブ」と背面武装を付け足したもの。

ウォールローブの重さで移動能力はないに等しい代わり、強固な前面防御力と6門の魔導兵装による絶大な砲撃能力で拠点防衛に力を発揮する。機体を集めての飽和攻撃は、砦攻略に赴いたティラントー部隊を退却させた。

カルトガ・オル・クシェール二世(セカンド)

王都陥落の際に失われた国王騎を再建した後継機。女王エレオノーラのための機体だが、彼女は幻晶騎士の操縦を学んでいないため、異例ではあるが複座式になっておりイサドラが操縦を担当する。
しかしイサドラの操縦技術も素人よりマシといった程度なので、戦闘能力は低く軍の象徴という形での従軍となった。

■ナイツ&マジック はこの奥深い世界設定が魅力

ナイツ&マジック の魅力は今回の機体設定からも分かるように、非常に奥深いものがある。先日公開したナイツ&マジック キャラクター紹介【感想コラム番外】の同様だが、この設定の深さが、ナイツ&マジック nの魅力を増大され、見るものをこの世界観に深く没頭する事ができる理由ではないだろうか。

アニメは終わってしまったが、まだまだ魅力は色あせてはいない ナイツ&マジック。是非これを機会に、ナイツ&マジックの感想コラムを読み直してみてほしい。

ナイツ&マジック キャラクター紹介【感想コラム番外】

2017.09.30

ナイツ&マジック 感想コラムのまとめ

2017.08.11 画像の引用元サイト:ナイツ&マジック公式ページ

(あにぶ編集部/如月)

「ナイツ&マジック 機体紹介【感想コラム番外】」のページです。デイリーニュースオンラインは、2017年 夏アニメナイツ&マジックカルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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