可愛さ炸裂だ〜!「鼠草子」はネズミをとことん擬人化させた室町時代の物語 (1/3ページ)
室町時代〜江戸時代初期にかけて作られた短編の物語を総称して「御伽草子(おとぎぞうし)」と言います。御伽草子にあてはまる物語としては、一寸法師や浦島太郎など有名な昔話も。
御伽草子の中でも、物語の内容を描いた絵巻がとっても可愛いことから人気が高いのが、今回紹介する「鼠草子(ねずみのそうし)」です。
鼠草子(室町時代の絵巻)
可愛らしいタッチで描かれる絵巻は、「脱力系絵巻・築島物語絵巻」や「放屁合戦」、「ユルすぎる地獄絵巻」など、これまでにもたくさん紹介してきましたが、ゆるカワ系絵巻を語る上で鼠草子は欠かせない作品。