高畑淳子、あの騒動後を語るも賛否…長女の事務所退所で募る”不安要素”

女優・高畑淳子(62)の長女であり女優の高畑こと美(30)が、所属事務所を退所したことを自身のブログで伝えた。こと美は「9月末をもちまして、約8年所属しておりました事務所を離れ、今後はフリーで活動していくことになりました」「私を応援して下さった関係者皆様、作品を見て下さった皆様のお陰と、改めて感謝し、これからも精進してまいります。どうぞよろしくお願いいたします」と、前事務所に対しての感謝のコメントも綴っている。
「一部では、昨年の8月に性的暴行で逮捕された弟の高畑裕太(24)の騒動が影響したのではないかとも言われていますが、今回の退社はあくまでも円満退社のようです。フリーになったのも、母である淳子の支えとして時間を使うためで、女優業を少しセーブしたいとの意向があったと言われています」(芸能関係者)
また一方で、母である淳子は9日に『徹子の部屋』(テレビ朝日系)にゲスト出演し、これまでの心境などを語ったことで話題を集めている。
司会を務める黒柳徹子(84)に、この1年の暮らしを質問された淳子は、代々木公園でのスロージョギングをしていることを話した流れで「月や雲やそういうものを見ながら、色んなことがあるけど、過去には戻れないんだから、これから先を見ていくしかない。過去にはどんなことがあっても、どんなに悔い事を言っても戻れないんだから。現在と未来しかないんだから」と考えていたことなど、事件当時の生活を振り返った。
しかし赤裸々には語ったものの、裕太の現状には触れなかったこともあり、ネット上では「都合のいいように解釈してない?」など非難の声もあがっている。
■早くも“終活”まで…淳子の精神不安
ここへ来て慌ただしい動きを見せる高畑家の人々だが、特に今後は心配されているのは、やはり裕太だ。関係者は、芸能界への復帰はまずないだろう語る。
「裕太の逮捕後に出てきた女性に対する数々のエピソードや、釈放された際の睨みつけるような異様な雰囲気から、世間的なイメージは最悪です。裕太が休業している間に、代わりになる若手俳優はどんどん出てきているので、仮に芸能界への復帰したとしても居場所がないでしょう。むしろ、俳優としての数々の実績もあることから、今年9月に青少年健全育成条例違反の疑いで書類送検された小出恵介(33)の方が、復帰する可能性があるとも言われているようですよ」(前出・芸能関係者)
淳子は、先月26日に昼の帯番組『ごごナマ』(NHK総合)にも出演していたが、そこでは自身の“終活”として、死後の希望を書き記す「エンディングノート」を裕太とこと美に向けて書いていることを明かしていた。裕太も然ることながら、母である淳子の精神状態も気になるところだ。
- 文・佐々木浩司(ささき・こうじ)
- ※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。