プロ野球2017覆面「ミサイル座談会」(1)CS進出を初めて逃した巨人の凋落ぶり

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プロ野球2017覆面「ミサイル座談会」(1)CS進出を初めて逃した巨人の凋落ぶり

 今季もプロ野球は、ポストシーズンを残し全日程を終了。激動シーズンの舞台裏では、日本列島を越えていくミサイルのごとく、激ヤバ情報が飛び交っていた。匿名を条件にディープなネタを持ち寄った関係者たちとともに、1年を振り返ろう。

A 何といっても今季は6月に球団ワーストの13連敗を喫した巨人の弱さが目立った。終わってみれば初めてCS出場権を逃し、11年ぶりのBクラスに転落。目も当てられない凋落ぶりだな。

B 巻き返しのために肝心の補強も、シーズン途中から現職に就いた鹿取義隆GM(60)に、フロントと親会社の幹部があれこれ注文をつけるからグチャグチャになっている。

C 確かにバラバラですけど、今秋のドラフトに関しては早実・清宮幸太郎(18)の1位指名で一本化しようとしています。

D でも、清宮を獲得するとなると、弊害も出てくる。何としてでも入団してほしい球団は、前例を覆して、メジャー志向の清宮に数年後のポスティングシステム移籍を容認する方向です。ただし、絶対エースの菅野智之(28)もメジャー移籍願望が高まっています。そうなると、菅野から海外FA権取得前にポスティングでのメジャー移籍を懇願されたら、突っぱねられなくなる。清宮だけ認めるなんていうのは筋が通らないですからね。

C 一塁しか守れない清宮とポジションがかぶる阿部慎之助(38)にも「来季は代打要員に格下げされる」との声がある。今季は2割6分2厘、15本塁打、76打点とサッパリでしたから、来年3月で39歳を迎えることを考えれば、いよいよレギュラー剥奪の危機です。

D 今年12月で37歳の村田修一もヤバいよな。シーズン序盤、マギー(34)に三塁を奪われてスタメンでは出られなかったにせよ、打率2割6分2厘、14本塁打、58打点じゃ、もの足りない。まだ国内FA権を持っていて、本人は行使することも選択肢に入れているようです。

A 村田はベンチでクサっていた序盤、実はベイスターズへの復帰願望を高めていた。「もう一度、あのチームでリーダーになって一花咲かせたい」と親しい関係者に本音を漏らしていたらしい。スタメンに返り咲いて以降はその思いを吐露することもなくなったようだけど、内心ではまだくすぶっているのかもな。若手起用へ一気に切り替える方針になったら、今オフ、村田は移籍を決断せざるをえなくなるかもしれない。

B グラウンド外の話もあります。巨人のジュニアチームが7月3日にジャイアンツ球場で1次セレクションを実施。2次、3次を経て残った16人のメンバーに、あの清原和博氏(50)の次男の名前も残っていた。その段階で某スポーツ紙の記者が情報をキャッチし、巨人の広報に当てるも「書いてほしくない」と突っぱねられてしまったんです。交渉を重ねても「清原の名前は出されたくない」「子供がかわいそう」などと理由をつけられて難航。そのうちに「書いたら、しばらく出禁」と押さえつけられたといいます。

A 俺も聞いたよ。のちに巨人主催の大会で清原ジュニアが活躍して、そのスポーツ紙は出禁覚悟で記事化したんだけど、結局、何のおとがめも受けなかったそうだ。そもそも間違ったことも書いてないのに出禁なんておかしいけどね。12月の大会に父親が来場するかどうかに注目したいな。

<座談会メンバー>

A:(スポーツ紙デスク)/B:(球界OB)/C:(プロ野球中継スタッフ)/D:(ベテラン記者)/E:(NPB関係者)

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