80点差でもミスを取り返す。明大の新人・森勇登、「ナレッジ」で魅す。 (2/2ページ)

ラグビーリパブリック

 今季就任した田中澄憲ヘッドコーチ(HC)は、試合終了間際のプレーに代表される森の「野性の勘」に感嘆。「ラグビーナレッジ(偏差値)が高い」と、その資質を認める。

 入学直前は高校日本代表に選ばれていた森は、クラブでも将来の主軸候補と目される。強豪とのカードが続く今季終盤戦で生き残れるかは未知数も、「上のレベルになっていくとコミュニケーション(選手間の連携)が課題になる」。主力組定着へのミッションを相対化し、肥やしにしている。

 今季限りで卒業する梶村は、入学前の段階で「メイジで成長しなかった選手は、何もしてこなかった選手」だと考えたという。そしていま、「自分は何もしてこなかったとは思っていません」。そんな副将と背番号12を争う森だって、何もせずには終わらない。

(文:向 風見也)
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