デンマーク人の幸福の秘密、「ヒュッゲ」。居心地のいいライフスタイルはどう生まれるのか?(後編) (2/4ページ)

新刊JP

――デンマークといえばジェンダー平等の先進国です。女性の活躍を促したい企業としては参考になりますね。

ビューエル:私の会社の比率は男女半々なのですが、男女問わず全ての社員が平等にキャリアを積んで活躍してほしいと考えています。

ただ、多くの女性は、「キャリアを積むんだ!」という向上心を持って会社に入ってくるわけではなくて、結婚や出産などのライフイベントを経て、いつかキャリアを諦めないといけないときがくると思っているんです。

でも、子どもを育てながらキャリアを積んでいる女性の先輩たちを見ることで、「私もできるんじゃないか」と思うようになる。そういうサイクルができているように思いますね。

――先輩たちの姿が、自分の働き方のモデルになるわけですね。

ビューエル:これを中小企業で実践するのは実はすごく難しいんです。でも、みんなが努力をすることで可能になるのではないかと思っています。

――デンマーク企業の働き方を日本の企業に導入したいと考えたときに、まずどのような部分を取り入れるべきだと思いますか?

ビューエル:デンマークの企業はかなり合理的で無駄がないんです。日本は一つの案件を通すのにも、稟議書を書いて印鑑を複数もらい…と手続きが多いですよね。そうしたものから無駄なものをどんどんなくしていくことが第一です。

生産性の向上を目指すなら、無駄をどんどん省いていく文化を築くことが必要じゃないかと思いますね。そうしないと時間内に業務を終わらすのは難しいでしょう。

デンマークには必要なものをだけを追求する文化が根付いています。余分なものを持たないと言い換えてもいいでしょう。
これは家の中にもあらわれていて、日本人の家って、なぜかモノが多いですよね。使わないのに取っておいたり。でも、デンマーク人の家はすっきりしている。家の広さ自体は実は日本とあまり変わらないのですが、デンマーク人の家の方が広く感じるんです。

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