木村拓哉なりすまし詐欺の巧妙手口「一番悲しんでいるのは慎吾だ」で被害相次ぐ

デイリーニュースオンライン

Photo by Pixabay(写真はイメージです)
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 木村拓哉(44)の名をかたった「なりすましメール」による詐欺が、全国で多発している。18日のニュース番組では被害にあった一例を紹介している。

 被害者は大阪・豊中市に住む70代の女性で、元SMAPの木村拓哉を名乗る男性から「SMAPを再結成するために支援してほしい」というメールが届き、「有料サイトの会員になってほしい」「コンビニで電子マネーを5万円分買い、カード番号を送ってほしい」と指示されたという。女性が箕面市内のコンビニで電子マネーを購入しようとしたところ、不審に思ったコンビニ店員が警察に通報して、入金の被害を免れた。

「最近急増してるのは”SMAP解散”に便乗した、なりすまし詐欺。いきなりメンバーからメールが来るなんて普通に考えたらありえないのですが、SMAPファンは下は10代から上は後期高齢者まで数百万単位でいるとも言われ、1度の一斉送信で数十人は確実に引っかかっていると言われます」(週刊誌記者)

 芸能人なりすましの”チェーンメール”は昔からあるが、その市場規模はバカにならない。13年に元AKB48の前田敦子(26)や嵐のメンバーを名乗った「なりすましグループ」が摘発されたが、登録者は男女合わせて37万2000人、2年の間に騙しとった総額は116億円にのぼっている。

 一番のターゲットはメールの扱いに慣れていない中高年層だが、同記者によれば、若いスマホ利用者にも被害が増えているとも。その背景に「手口の巧妙化」があるという。

「以前は”誕生日おめでとう”という間違いメールを装った詐欺が主流でしたが、最近は『一番悲しんでいるのは慎吾だ」とか『中居が直前で裏切った」『オリンピックに向けて再結成したい』など、妙にSMAPファンが喜びそうなワードが散りばめられているようです。増え続ける”なりすまし被害”に、木村本人も8月4日放送の『WHAT’S UP SMAP!』(TOKYO FM)で『僕はしてません、偽者なので! お騒がせしてすみません。俺が謝ることじゃないんだけど、誰がやってんのかなホントに』と苦言を呈しています」(同記者)

「自分はひっかからない」と思っていても、ファン愛が強い人ほど、巧妙な誘導には気をつけてほしい。

文・麻布市兵衛(あざぶ・いちべい)
※1972年大阪府出身。映像作家、劇団座付き作家などを経て取材記者に。著書は『日本の黒幕』、『不祥事を起こした大企業』(宙出版)など多数あり。
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