2018年度の遺体感染管理士認定資格養成講座の受講生を募集中。 東京と京都で全11回開催、感染予防など適切な死後ケアを学べる (3/5ページ)
これは医療機関から患者を死亡退院させる際に、医療従事者がご遺体の状態を記載するものです。特に記載の義務があるわけではありませんし、法的効力を有するものでもありません。
それでもこのようなチェックリストを作成するのは、わが国では英国のようにすべての遺体に死体袋が使用されていないからです 。高リスク体液との接触を未然に防ぐことや、火葬場職員の安全のために死体にペースメーカーが装着されていることの申し送りなどをしています。
それらは予防対策上、医療機関と搬送業者(主に葬祭業従事者)との連携が必要であるとの認識から作成し、提案してきました。こうしたチェックリストについても学習します。
講座のテキストは、『遺体に携わる人たちのための 感染予防対策および遺体の管理』(医事出版社、2011年改訂第1刷)です。
この書籍は、ICHG(Infection Control Hospital Group)研究会のメンバーで、エル・プランナー代表の橋本佐栄子が葬祭業従事者のために分かりやすい感染予防対策の実用書を熱望したのがきっかけで作成されました。
何回かの編集会議を経て、遺体に携わるすべての従事者(医療従事者・葬祭業従事者)が安全に業務を実施するためには、まず医療従事者による適切な死後処置の実施、次に葬祭業従事者による適切な管理の実施が不可欠であるという考えから生まれました。遺体からの感染を予防するための、わが国唯一の医学書です。