悩みがちな仕事メールの文面 相手の失礼にならない書き方とは? (2/3ページ)
本文も、「たいへん」「非常に」「とても」などの強調語の多用や、先々の段階のことまで事細かにかいてしまう「先回りメール」は、長文になる原因なので、思い切って削り、シンプルにすると読みやすくなるはずです。
■メールの「やりとりの終わり」はどこ?意外に判断が難しいのが、メールの「やりとりの終わり」です。
メールのやりとりは、「お願い事をした側」のメールで終わるのが基本です。
ただし、多くの人が気を使うようなVIPや目上の人を相手にするときは、こちら(目下)のメールで終わるようにすると安心です。
やりとりを締めくくりたいときは、「終わりの合図」になる言葉を書くといいでしょう。
・「それでは、当日よろしくお願い致します」
・「いろいろとありがとうございました。まずは、これで進めさせていただきます。」
・「またお目にかかれる機会を楽しみにしております」
これで、やりとりの終わりに迷うことはなくなります。
■事務的な「最短メール」に「ほどよい礼儀正しさ」を入れる本書では、「アポ」「問い合わせ」「感謝」といったビジネスのよくある場面での「最短メール」「気のきいた短いメール」「ていねいメール」の3段階のバリエーションを紹介しています。
たとえば、相手から決定事項などの連絡を受け取った場合の返信の場合、「最短メール」は、次のようになります。
ご連絡ありがとうございました。
それでは、○日(水)午後△時にお待ちしております。
よろしくお願い致します。
最短メールは簡潔ですが、場合によっては事務的で冷たい印象になるかもしれません。
これを「気のきいた短いメール」にすると、次のようになります。
□□社の高橋です。
ご返信ありがとうございました。