【世界の街角】現代と古代が隣り合う奇妙な街、ブルガリア・プロヴディフの古代遺跡をめぐる (1/2ページ)
ブルガリア第2の都市・プロヴディフ。6000年前にさかのぼる古い歴史をもつ街だけあって、新旧の建造物が融合した独特の風景が魅力です。
紀元前19世紀にはすでにトラキア人の集落があり、その後ローマ帝国、ビザンツ帝国、第1次・第2次ブルガリア帝国、オスマン朝と、さまざまな文明が栄えたことから、トラキア人が築いた要塞跡、ローマ時代の遺産、ビザンツ帝国の遺跡、オスマン朝が残した建造物や民族復興様式の邸宅にいたるまで、あらゆる時代の建造物がひしめき合っています。
現代の風景のなかに突如として現れる、プロヴディフのユニークな古代遺跡を訪ねてみましょう。
・ローマ劇場跡
プロヴディフを代表する古代遺跡が、旧市街の断崖に建設されたローマ劇場跡。
2世紀に造られたローマ時代の半円形の劇場で、当時は5000人を収容できる28段の観客席がありました。現在は3000人を収容する20段ほどの客席が残っています。
プロヴディフの市街地から、遠くはロドピ山脈までを一望する絶好のロケーションで、観客席に立つとなんともいえない解放感が味わえます。ブルガリアにこれほど立派なローマ劇場跡があったとは!
イオニア式の美しい列柱や、皇帝あるいは神と見られる彫像も残っており、保存状態も良好。現在もオペラやコンサートが上演される現役の劇場として活躍しています。

・ローマ競技場跡

新市街のリムスキ・スタディオン広場にあるのが、やはり2世紀に建設されたローマ競技場跡。