まるで写真のよう!ロバート・ブルームが描いた江戸の匂い色濃く残る明治初期の日本 (1/4ページ)

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まるで写真のよう!ロバート・ブルームが描いた江戸の匂い色濃く残る明治初期の日本

1893年「飴屋」

ここに、明治時代初期の市井の風景を描いた一枚の絵があります。飴屋が葦の茎の先に溶かした飴をつけてぷうっと膨らませる、赤ん坊を背負った子供たちが目をきらきらさせてそれを見ている・・・なんとも微笑ましい光景です。え、写真にしか見えないって?そうでしょう。でもこの作品は、絵なんです。信じられないほどに精緻ですよね。この絵を描いた天才の名は、ロバート・フレデリック・ブルーム。1800年代末頃に活躍したアメリカの画家です。

1890年に33歳で初来日したロバートが、2年以上日本に滞在して描いた数々の絵を見ながら、明治初期の日本にタイムトリップしてみましょう。

「露店」制作年不明

さて、先ほどの飴屋の隣で商売するのは、ご維新の頃に流行りだしたゴム風船売りのおじちゃん。「たまだこ〜、たまだこ〜」と声を張ります。風船は丸い凧という意味で、球凧(たまだこ)と呼ばれていました。

「花売り」1891年

こちらは一服している花売りの兄さん。これでもかというほど、籠の中は菊花であふれています。

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