先人達の大変な苦労が…。日本に外来語が定着するまでに、実はすったもんだがあった? (1/2ページ)

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先人達の大変な苦労が…。日本に外来語が定着するまでに、実はすったもんだがあった?

同じ言葉なのに「チェロ」が「セロ」?

『セロ弾きのゴーシュ』と言えば、文豪・宮沢賢治による名作です。読者の皆さんも、おそらくタイトルを見聞きしたことくらいはあるのではないでしょうか?しかし、同時にこの作品のタイトルを初めて見た時に「『セロ』っていったい何だ?」と思われた方もいるでしょう。実は筆者も「セロ」がピンと来なかった1人です。

画像出典:Pixabay

実は「セロ」とは、管弦楽には欠かせない弦楽器「チェロ」のこと。「チェロ」のスペルは「Cello」なので、読みようによっては確かに「セロ」とも読むことができますね。

しかし、同じ物を表す言葉なのになぜ、かつてはこのように異なる表記がなされていたのでしょうか?そこには「外来語」が日本語の中に定着するまでの、先人達の大変な苦労があったのです。

外来語の日本語表記には、苦難の道のりが・・・

このような例は、明治時代〜第二次世界大戦後くらいまで「イギリス」を「エゲレス(英吉利)」「アメリカ」を「メリケン(米利堅)」「コーヒー」を「カフェー」と表記していたことからも分かります。

恐竜の名前などは現在でも表記に揺れが見られ、例えば「ティラノサウルス」は「チラノザウルス」「タイラノソーラス」など、複数の表記が見られます。

こうなってしまった原因の1つは、日本語の「かな」が50音しかないため、外国語の発音を正確・忠実には表現しきれないことにありました。

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