人事コンサルが教える! 就活で「コミュニケーション能力」が重視される理由 (2/3ページ)
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なぜなら学生にとっては、ゼミやサークル、コンパなどで「一緒にいて楽しい」ということが、必要とされるコミュニケーション能力の本質だったからです。
しかし、企業におけるコミュニケーションの目的は「一緒にいて楽しい」ではなく、「一緒に仕事をして成果が出る」ことです。ここが、企業と学生が大きくボタンを掛け違っているところです。「一緒に仕事をして成果が出る」ための、企業が求める「コミュニケーション能力」とは、具体的には「自分のアウトプットを誰かに利用してもらうための力」です。
たとえば、社内で黙々とソフトの開発作業をするプログラマーにも、コミュニケーション能力があるに越したことはありません。プログラマーが開発したソフトはどうしたら、お客さんに売れるでしょうか? もちろん、いま作っているソフトのプログラムは、プログラマーが直にお客さんに売るわけはありません。これを社内の営業が、お客さんであるクライアントに説明をして、「これはうちの会社にとって必要だ!」とならなければお客さんには届かないのです。
営業がお客さんに説明するためには、開発したプログラマーをまじえて、たとえば次のようなコミュニケーションが必要になります。
「どんな目的でつくったのか?」
「どのように使うのか」
「注意点は?」
そういったやりとりがなければ、いくらプログラマーがいい商品を開発したとしても、そのアウトプットはお客さんのもとに届かないし、うまく利用されません。すなわち「成果が出ない」ことになります。
ほかにも、例えば新製品のチラシをつくるときにも、コミュニケーション能力が問われます。そのチラシは、あなた以外の社内の人が「これを読んだら売れそう!」と思うのはもちろん、チラシを読んだお客さんが「買おう!」と思うようなものでなければなりません。お客さんが「買おう!」となるには、お客さんの立場に立った、お客さんの心を動かす(=成果につながる)チラシ(=アウトプット)が求められます。
このように、ほとんどの仕事には、自分のアウトプットを誰かに利用してもらうために、相手に何かを伝えなくてはならない場面があり、そこにはすべて「コミュニケーション能力」が求められます。