篠原涼子『民衆の敵』2話目にして急落7.1%、早くも今後の展開に暗雲

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篠原涼子『民衆の敵』2話目にして急落7.1%、早くも今後の展開に暗雲(写真はイメージです)
篠原涼子『民衆の敵』2話目にして急落7.1%、早くも今後の展開に暗雲(写真はイメージです)

 篠原涼子(44)が主演を務める『民衆の敵』(フジテレビ系)第2話が10月30日に放送され、平均視聴率7.1%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)だったことがわかった。前回よりも1.9%下落し、2話目にしてすでに先行きが不安視されている。

 第2話では、市議として本会議に初出席した智子(篠原涼子)が、居眠りしていた前田(大澄賢也)の頭を小突いてしまう。前田が市議会で多数派を占める犬崎(古田新太)の幹部であったことで、早速智子は犬崎から目を付けられ、謝罪を請求される。

 犬崎派の力の大きさを知り、ハイヒールのプレゼントに誘惑された智子は、一度は謝罪を承諾するが、公園の遊歩道計画をきっかけに考えを改め、議会での謝罪を拒否してしまうのだった。

 今回は、市議に当選したばかりの候補者の様子が描かれたが、ちゃっかり者のアイドル議員・未亜(前田敦子)も事なかれ主義の園田(斎藤司)も、ステレオタイプの市議で、イマイチ惹かれない。

 唯一気になるのは、二世議員の誠(高橋一生)。デリヘル嬢と関係を持ち、自堕落な生活を送っているのかと思えば、智子の味方と思わせるそぶりも見せ、今のところ真意がつかめない。前回のシャワーシーンに引き続き、今回も半裸のベッドシーンがあり、女性視聴者を意識している感アリアリだ。

 しかし、ある意味で最も何がしたいのかわからないのは、主人公の智子だろう。「幸せになりましょう!」、「いい社会にしましょう!」と相変わらず声だけは大きいのだが、具体的に何をしたいのかがさっぱりわからない。

 かつていじめに遭っていた主婦の話を聞き、いじめられっ子の居場所をつくるために教育こども委員会に入ることを決意するが、安直で行き当たりばったり感が強すぎるのだ。まあ、950万円の年収に惹かれただけで、なんの知識もなく政界に入ったのだから当然と言えば当然なのかもしれないが……。

 智子に共感できないのは、コメディタッチというよりもふざけた篠原涼子の演技にも原因がある気がする。反論するときでも毅然とした態度ではなく、いい歳をしてアヒル口をしたり、感情的にまくしたてたりしているだけで、ちっとも響いてこない。政治に関する知識がないのであれば、もう少し訴求力のある話し方や振る舞いでカバーしてもらいたいものだ。

 どうにも方向性が定まらないドラマだが、次回は無事に教育こども委員会に入った智子が、早速えん罪事件に巻き込まれるよう。政治にえん罪事件がどう関係するのかは、見てみないとわからないが、早いところ智子のキャラクターや方向性を固めてほしいものだ。

文・Harumaki

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